イタリア山のワインの魅力 フランツ・ハース試飲会レポート
昨日Anyway Grapesで行われたフランツ・ハースの試飲会は、平日にもかかわらず多くの方にご来店頂きましてありがとうございました。
みなさん、輸入元の方や、生産者から一人ずつじっくりお話しを聞いて、お気に入りを選んでいかれました。
今回の一番人気は、ゲヴュルツ・トラミネールで完売!
夏場のアルト・アディジェはシチリア並に暑くなるので、果実味をつけてボディを持たせるのは以外と簡単なんだそうです。ハースのゲヴュルツは、果実味を土壌のミネラルをいかしたワイン造りをしているので、非常にエレガント。ゲヴュルツらしい存在感のある華やかなアロマ+繊細な酸と果実味+余韻に残るミネラルの風味とバランスのよい構成で、食事とともに1本飲み続けられるスタイルでした。
ピノネロも同じで、ハースの畑は、夕方からの日差しがあたる西側の北斜面。適度な涼しさがきれいな酸味をもたらし、エレガントでフィネスをもったピノができると強調していらっしゃいました。
それでいて、ラグレインのような濃いフルボディもあったりして。
私はここのラグレインしか知らないのですが、ラグレインをよくお飲みになるお客様によると、ハースのラグレインは、青さがなくよく完熟していておいしいとこのとです。
ソフィーミュラートゥルガウも好評でした!ミュラートゥルガウの持つ一般的にネガティブとされる部分が見事にクリアされた、香りと厚みのあるワインでした。
山岳地帯の土壌の複雑性を実感できる興味深い試飲会となりました。
しかし、
イタリア人って、ほんとその場の空気を陽気にさせますねー
北イタリアなのでかなりまじめなほうらしいのですが。。。
自由を一枚着ている感じがしましたねー
写真は、フランツ・ハースの輸出マネージャーアンドレアス・プンター氏とアカデミー・デュ・ヴァンの橋本講師。フランツ・ハースはアルト・アディジェの家族経営のワイナリーで輸出をはじめたパイオニアなんだそうです。
かなり熱心にお話し中。
左の背の高い男性は、アルト・アディジェのレストランのソムリエの方で、冬場は雪が多くてレストランを閉めるので(うらやましい)一度行ってみたかった日本に今回ついてきた?とかそんなふうにお話していました。お二人ともMitsu-Getsuの料理には大興奮+大満足だったようで、「もう一日いたい」という嬉しいコメントをいただきました。
Mitsu-Getsuのフランツ・ハース・ナイトも、
お客様を巻き込んでかなり盛り上がったようです。
イタリア語の持つ素敵なパワーをもらえた日でした。
完売したゲヴュルツですが、Mitsu-Getsuにグラス販売用がありますので、気になるかたはぜひお試しくださいね。