コスパのよいジュラのシャルドネとアロマティックなサヴァニャン
1月31日の試飲販売会のワインの紹介です。
アルボワ村、Domaine Ligier Père & Fils (ドメーヌ・リジエ・ペール・エ・フィス)
シャルドネとサヴァニャンを出す予定です。前回の試飲販売会では、このドメーヌのサヴァニャンが完売しました。新しいヴィンテージの2013年のサヴァニャン・ウイエ・キュヴェ・デ・ポエットは、よりゲヴュルツっぽいアロマティックな印象になりました。
サヴァニャンというと、ヴァンジョーヌが非常に有名で、酸化熟成した味わいがサヴァニャンの特徴のように思ってしまいがちですが、(私も実はちょっとは思っていました)サヴァニャンは系統的には、ゲヴュルツと同じアロマティックは品種。リジエのサヴァニャンは、ウイエ(蒸発したワインの継ぎ足し)をしているので、サヴァニャン本来のアロマが楽しめます。
ちなみにWikipediaでは、以下のように書かれています。
サヴァニャンとゲヴュルツトラミネールフランスのジュラに、サヴァニャン(Savagnin)という、果皮がピンク色のぶどう品種があり、黄ワインや麦わらワインと呼ばれる高級白ワインに仕立てられているが、この品種の別名がTraminerといい、ゲヴュルツトラミネールと別品種扱いをされているものの、ほとんど変わりがないといわれている。
実は、私も最初これを見たときに、にわかに信じがたく「えー?そうなの〜?」と思ったのでいろいろ調べてみました。VIVC(Vitis International Variety Catalogue) のぶどうカタログにおいても、ゲヴュルツはサヴァニャン・ブランの突然変異とされているので、近い品種なのでしょう。(ゲヴュルツトラミネールと言われると高貴でバラの香りがしてもおかしくない感じがするのに、サヴァニャンと言われると、ジバニャンのお友達みたいな感じがするのは私だけだろうか。。。)
Domaine Ligier ドメーヌ・リジエ
1988年に設立されたドメーヌ。ステファン・ティソで修行をしています。ワインは全体的にクリアで深みのある仕上がり。アルボワ特有の粘土質が他のジュラの地域と一線を画す果実味とミネラル感をが特徴です。栽培はリュット・レゾネですが、Terra Vitisという土壌、環境を大切にするサスティナブルなぶどう栽培団体に所属しています。シャルドネの平均樹齢は70年。フルボディで複雑性の高い味わいながら、やさしい印象です。古木のぶどうを樽発酵、樽熟成させたシャルドネが3000円という比較的リーズナブルな価格なところも魅力です。
Arbois Chardonnay Vieilles Vignes 2013
アルボワ・シャルドネ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
品種:シャルドネ100%
平均樹齢70年、樽発酵、樽熟成で3000円というコスパのよいシャルドネ。
ナッツのようか香りがあり、派手さはないですが、じわじわ旨味が後を引くタイプです。
Abois Ouillé Cuvée des Poétes 2013
アルボワ・ウイエ・キュヴェ・デ・ポエット
品種:サヴァニャン 100%
桃や杏などのストーンフルーツや、花の香りが印象的。ピュアでクリーンな果実味が口のなかにあふれます。
生産者ページ:Domaine Ligier
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1月31日のジュラの試飲販売会は、13時と16時の会はすでに定員に達しましたが、お問い合わせが多いので18時からの参加も受付ております。
ぜひお問い合わせ下さい。