Simon Bize(シモン・ビーズ)

昨日はドメーヌ・シモン・ビーズのビーズ・千砂さんをお招きして試飲販売会が行われました。急な告知だったにもかかわらず多くの方にご来店頂きましてありがとうございます。

早速その様子をちょっとだけお伝えします。

simon bize wine bottle @ anyway grapes

simon bize wine bottle @anyway grapes kyodo

大量のシモン・ビーズ @ Anyway-Grapes

シモン・ビーズ Simon Bize 試飲販売会

シモン・ビーズ Simon Bize 試飲販売会

 

挨拶のあと、千砂ワインについて紹介して頂きました。
写真は左から輸入元のラフィネの坂口さん、千砂さん、当店の高橋取締役

輸入元のラフィネの坂口さん、千砂さん、当店の高橋取締役

 

(ちなみによく言われるのですが、坂口さんと高橋さんは兄弟ではありません)

千砂さんは、本当に魅力的な素敵な方でした。周囲を明るくさせる力があって、お話を聞いていたらなぜだか、自分もがんばろうという気分になってしまうようなそんなパワーがありました。いい年した上述の二人のおじさんたちすらそういう空気に持っていかれてました。

さすがです。

ビーズ・千砂さん (1)

ビーズ・千砂さん (1)

 

ビーズ・千砂さん (2)

ビーズ・千砂さん (2)

 

 

ちなみに、顔のばんそうこうは、

「今日はしみとりをしているから今日の私は限定バージョンです(笑)」とのこと。
千砂さんってお話全体を通してかならず落ちがあるんですよ。
すごい人ってどんな困難な問題にぶつかってもユーモアを欠かさない、ユーモアによって物事から一歩引いて客観的見ることができるからと聞いたことがあります。最愛のパトリックさんを事故で失って、伝統あるドメーヌの当主として、母として海外で生活していくって、まー並大抵なことではないと思うのですが、千砂さんだとそれすら軽やかにというか、絶対大変なことを、全く大変そうにみせないかっこよさが本当に素敵だなあと思いました。
私も明日からがんばろうーーー(でも明日からw)

さて、先日も、ご紹介しましたが、NHK BSプレミアムで12月11日に放送されたのは世界で一番美しい瞬間(とき)『黄金の丘輝くとき、フランスブルゴーニュ』の再放送が3月に予定されているとこのと。また、6月にも一本ドキュメンタリーが放映されるようです。楽しみですね!

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ココカラ 備忘録です。

千砂さんの話

シモン・ビーズは、14、15のアペラシオンを所有し、約30区画を持っています。それぞれの畑の個性は異なるのでそれを考慮して、5つくらいの栽培、醸造のプログラムがあります。パトリックのときは、彼自身が「ここはこうやる、こっちは、こうやる」と決めたらそうなっていたのでだいたい同じようにどこの区画もやっていたのですが、私はパトリックよりおいしいワインをめざしているので(笑)今は細かくわけてひと手間かけてやっています。

サヴィニー・レ・ボーヌ・レ・ブルジョ 2010
Savigny les Beaune Les Bourgeots
2008年のセルパンティエールからビオディナミに移行しました。ブルジョは、私の実験的な畑のひとつです。2010年は、ちょっと私の意向が強くなってきた年です。

サヴィニー・レ・ボーヌ・オー・グラン・リアル 2004
Savigny les Beaune Aux Grands Liards
グラン・リアルは、実はもともとプルミエ・クリュの畑だったのですが、ナチス・ドイツがフランスに侵攻したさいに、彼らが格付けの上のワインから飲むので、ナチスを欺くために格下げして、そのまま格下げされたまま(笑)という畑です。
2004年は、やや冷涼で、てんとうむしが大量発生した年でした。リリース当初はやや青臭く、フェノールの熟成も低めに感じられました。でも長い瓶熟の後で、独特の風味のあるワインとなりました。繊細でエレガント。独特の旨味を伴う薄味なワインです。

サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・ クリュ・レ・フルノー・ルージュ 2001
Savigny les Beaune 1er Cru Les Fournaux
2001年は、固く頑固なワインで、パトリックみたいに〈笑)昔のイメージのブルゴーニュワインです。なかなか開かなかったですが、熟成によってこなれてきました。フルノーの畑は、赤土で真東を向いた斜面。ボリュームと香りがでるのでこの畑が大好きな人も多いです。

千砂さん サイン中

千砂さん サイン中

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バックヴィンテージのワインなので、それほどたくさんではないですが、
まだ取扱っておりますので、御入り用の方はお問い合わせください。

 

おまけ

次会うときまでに、もうちょっとやせなさいと注意される高橋さん
次会うときまでに、もうちょっとやせなさいと注意される高橋さん

 

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