北ローヌの銘醸白ワイン
北ローヌと言えばコート・ロティ、エルミタージュといった赤ワインが有名ですが白ワインも素晴らしいものが造られています。その代表と言えばコンドリュー。
Anyway grapesはコンドリューが多いなーと思ったので並べてみました。
(古いヴィンテージもあるのでこれが全部ではないです。。さらにシャトーグリエもあります)
コンドリューは北ローヌ右岸の小さな白ワインのアペラシオンで、ヴィオニエという単一のぶどうから、ジャスミン、アカシアなどの花や、アプリコット、白桃、オレンジ、ライチなど果物の香りにあふれるゴージャスでリッチなワインを生み出します。
ヴィオニエは人気があるのでアメリカ(CALERA、K Vintners、Copainとか)ラングドック、珍しいとこでは南西地方(Ch de Cedreとか←これはAnyway にあります!)でもとても高品質のワインが造られていますが、コンドリューはちょっと別格。(お値段も別格。。)一度飲んだら印象に残りやすいワインです。
さて、とりあえず「ザ・コンドリュー」系のクラシックな造り手のツートップ!
ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネとドメーヌ・アンドレ・ペレをご紹介します。
Domaine Georges Vernay (ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネ)は、国内外から「コンドリューの父」と呼ばれています。※写真右の白いラベル
インポーター資料によると、ここがコンドリューの父と呼ばれる所以が記載されています
ジョルジュは30年間コンドリュー生産者組合の会長を務め、アペラシオンの復興に心血を注ぎました。その意思を受け継いだ娘のクリスティーヌが1997年からワイン造りに携わっています。
このドメーヌが所有する偉大なテロワールを持つ畑が、「コトー・ド・ヴェルノン Coteau de Vernon」
石垣が谷から垂直に生えているような急斜面に、樹齢60年以上の古木が植えられています。さらにここは、花崗岩に黒雲母が混ざる特別な土壌で、ワインにミネラリティーが与えられるのです。これが凝縮した溢れんばかりの果実味とアルコールの高さ、それに伴う酸味の低さを補い、特別なフレッシュさと優雅さををワインにもたらします。
では次にご紹介するのはDomaine Andre Perret (ドメーヌ・アンドレ・ペレ)
インポーター資料によると
…かのシャトー・グリエに指導を与える、コンドリュー・エリアを知り尽くした「ミスター・コンドリュー」
とサブタイトルがついています。
さて、このドメーヌが所有する偉大なテロワールを持つ畑が「コトー・ド・シェリーCoteau de Chery」
黒雲母とシストが混ざる花崗岩土壌で、畑は、南から南東に面した場所にあり、冷涼感がプラスされます。樹齢は約60年。収量は35hl/ha。毎年コンスタントに海外評論家からハイスコアを得ています。
コンドリューは個性が強いので料理は悩みどころですが、ほろほろ鶏とかうさぎまたは鴨に、柑橘や杏のソースなどで香りを合わせていくか、食後にナッツ、チーズ(定番はローヌ地方のヤギのチーズ!ピコドンとかリゴット・ド・コンドリュー)、ドライフルーツなどがよいのではと思います。
ではでは、フルボディの白ワインの新しい世界をぜひ開けてみてください〜
Domaine Georges Vernay Coteau de Vernon 2009
ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネ 「コトー・ド・ヴェルノン 」
Domaine Andre Perret Coteau de Chery2011
ドメーヌ・アンドレ・ペレ「コトー・ド・シェリー」
Georges Vernay(ジョルジュ・ヴェルネ)の生産者ページはこちらから。
Andre Perret(アンドレ・ペレ)の生産者ページはこちら。