Moulin de Gassac ムーラン・ド・ガサック バジル・ギメール氏来店!セミナー&ティスティング
10月18日のムーラン・ド・ガサック試飲販売会(参加費500円)はワイナリーから日本担当のバジル・ギベールさんが来日します。彼は、大量生産の安ワインのイメージしかなかったラングドックを一躍有名にしたエメ・ギメール氏の一番下の息子さんです。
エメ・ギメール氏をちょっと復習してみましょう。
※エメ・ギメール氏
シャトーマルゴーの再建を筆頭にボルドーの名だたるシャトーのコンサルタントをしていたボルドー大学のエミール・ペイノー元教授をコンサルタントに迎えて造ったファースト・ヴィンテージのマス・ド・ドマ・ガサック(Mas de Daumas Gassac)1978年がイギリス、フランスのワインジャーナリストに「ラングドックのラフィット」「まるでラトゥールのようだ」「ラングドックのグランクリュだ」と絶賛され、この地で高級ワインができる可能性を世界に知らしめた人です。
また、10年ほど前に公開されたモンドヴィーノという映画では、カリフォルニアで大成功し当時はイケイケだったロバート・モンダヴィが、ラングドックの山を開拓して50haのぶどう畑を造ろうとしたときに、中心となって反対した一人として描かれています。(実話)当時は、今ワインのグローバリゼーション(ワインのマクドナルド化)、大企業の自然を無視した開発が懸念されていた時代でした。
彼の「ワインは死んだ」という台詞は有名ですね。
ちなみにこの計画は反対派が勝利し、モンダヴィは撤退、その後アメリカの成功したファミリー企業としてトップを走っていたロバート・モンダヴィ・ワイナリーは、コンステレーションに買収され、ロバート氏は亡くなり、彼の息子たち兄弟は別々のワインを造ることになります。
今回試飲会でお披露目するムーラン・ド・ガサックは、近隣の契約農家のぶどうを使用し、エメ・ギベール氏の伝統のワイン造りを踏襲して造ったカジュアルワイン。すべてステンレスタンクで発酵、熟成させています。ラングドックは温暖でブドウ栽培に適した場所ですが、酸味の少ない複雑性に欠けるワインになりがちです。ムーラン・ド・ガサックは、標高500メートルで、ガサック渓谷という寒暖の差が激しい場所に位置しており、酸と糖分が自然によいバランスがとれるため、品種の個性と複雑性を持ったワインを造ることができます。
バジルさんに、ムーラン・ド・ガサックのことはもちろん、ドラマチックなモンダヴィー事件やワイナリーの歴史などをお伺いしながら、楽しい時間が過ごせればと思います。ぜひお気軽にお越し下さい!
当日のワインです!赤、白、甘口があります。デイリーワイン探しにぜひご来店下さい。
特にピノは評判がいいですよー。ラングドックのピノのなかでは一押しですね。
【白ワイン】
テラス・ド・ギレム・ヴィエーユ・ヴィーニュ
TERRASSES DE GUILHEM VIEILLES VIGNES
テラス・ド・ギレム・ソーヴィニヨン・ブラン
TERRASSES DE GUILHEM SAUVIGNON BLANC
テラス・ド・ギレム・シャルドネ
TERRASSES DE GUILHEM CHARDONNAY
ムーラン・ド・ガサック・ピクプール・ド・ピネ
Moulin de Gassac PICPOUL DE PINET
《赤ワイン》
テラス・ド・ギレム・カベルネ・ソーヴィニヨン
TERRASSES DE GUILHEM CABERNET-SAUVIGNON
テラス・ド・ギレム・メルロー
TERRASSES DE GUILHEM MERLOT
テラス・ド・ギレム・ヴィエーユ・ヴィーニュ
TERRASSES DE GUILHEM VIEILLES VIGNES
テラス・ド・ギレム・ピノ・ノワール
TERRASSE DE GUILHEM PINOT NOIR
《甘口ワイン》
ミュスカ・ド・ミルヴァル
MUSCAT DE MIREVAL
2015.10.18(日曜)
時 間 : 2部制
13:00-15:00 定員15名(ミニセミナー13:30〜)
16:00-18:00 定員15名(ミニセミナー16:30〜)
※ご予約の際に時間帯をご連絡ください。
参加費:500円 (当日受付の際にお支払いください)
場 所:conceptual wine boutique Anyway Grapes 店内 / 世田谷区経堂2-13-1-B1
ご予約はお電話、Facebookメッセージ、メール mail@anyway-grapes.jpで承ります。
定員に限りがありますので、ご予約後ご都合がつかなくなった場合はお手数ですがご連絡下さい。
電 話:03-6413-9737