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Stefano Lubiana

ステファノ・ルビアナ

ステファノ・ルビアナの写真1 ステファノ・ルビアナの写真2 ステファノ・ルビアナの写真3
URL www.slw.com.au/
設立 1990年
本拠地 Granton(グラントン)
当主 Steve Lubiana(スティーヴ・ルビアナ)
畑の総面積
資料提供 Vai & COMPANY LTD.


❦ 詳細・歴史

ステファノ・ルビアナ・ワインズはスティーヴ・ルビアナと妻のモニーク・ルビアナによって1990年に設立された小さな家族経営のワイナリーです。 ダーウェント・リバーの河口を望む壮大な眺めの北斜面に映える葡萄畑は、北ヨーロッパの葡萄品種の栽培に理想的な条件が整った土地としてオーストラリア国内でも屈指の場所です。小さいながらも素晴らしい葡萄畑を設立し、冷涼な気候を生かしたプレミアムワインを生産しています。

スティーヴの家族は長年サウスオーストラリア州のリバーランドでルビアナ・ワインズを経営していましたが、そこを手放しより冷涼なワイン生産地を求めて、ダーウェント・ヴァレーのグラントンに移り住むことになったのです。きっかけとなったのは二人が新婚旅行でタスマニアを訪れたときに食べた「いちご」の味。綺麗な大地を感じる「酸味」を苺から味わった時にスティーブは、ここでブドウを育てたらどれ程素晴らしいワインができるだろうか、と。その結果タスマニアを世に知らしめる生産者となったのです。

南緯43度に位置するグラントンでは、日中豊富な日照があり、葡萄は緩やかに起伏した丘の斜面に南北に植えられています。ダーウェント・リバーにほど近いところは、傾斜面が海抜100メートルで、冷たい風が吹き抜け春と秋の葡萄の生育期と成熟期の霜の被害を回避することが出来ます。
葡萄の栽培においては、近代的な方法で格子をつけ芽が垂直に伸びるような形に作られています。北北西の風避けは葡萄畑を作った当初から設置されています。ダーウェント・リバーの西岸は基本的な栄養分と保水力の少ない土壌で、傾斜面の上の方は主に細かいシルトの砂礫層で、赤ワイン用の葡萄の栽培に適しています。傾斜面の下の方では主に水捌けの良い土壌で、春の開花までの数週間に熱を集めておくことが出来ます。

ダーウェント・リバーは葡萄畑に穏やかな気候条件をもたらします。河の水は大きな気温差を和らげる効果があり、夏場は気温を下げ、冬は気温を上げる働きをします。穏やかな海洋性気候で、夏から秋にかけてよく晴れた日が続き、低収率の高品質葡萄を育てるための基盤を作るのに最適な環境です。葡萄への病害の危険性は非常に低く、強いて言えば渡り鳥などの餌食になるという被害に限られます。 この地域では、雨はほとんど葡萄が休眠中の冬に降り、年間雨量は600ミリを超えることはめったにないほどです。収穫は3月下旬から5月下旬の間に、それぞれの品種やワインのスタイル、シーズン状況に応じて果実が最適の熟度になったときに行います。

葡萄栽培においては、多大な労力と資本が必要ですが、剪定から収穫に至るまで、すべて手作業で行います。 徹底した有機農法にこだわり、害虫対策のためにホロホロ鳥を飼うなどますます生態系を大切にしたブドウ造りを行なっています。今ではバイオダイナミックも取り入れタスマニアの恵みを全て詰め込んだワイン作りを実践しています。ワイナリーは葡萄畑のある敷地内にあり最新技術の設備が整っています。秋の涼しい日に収穫された葡萄は、そのまますぐにワイナリーの破砕機に運ばれ、ワインへと姿を変えていきます。スパークリングワインやピノノワールなど、冷涼な気候を生かしたプレミアムワインは国内外での評価が大変高く、ワイン評論家ジェームス・ハリデーも常に高い評価をしています。特にステファノの造る繊細なピノ・ノワールは高く評価されていて常に90点以上の得点を得ています。ステファノ・ルビアナのワインには、5世代にわたり受け継がれたルビアナファミリーの伝統が詰め込まれています。


❦ 畑

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❦ 醸造

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