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Weingut Malat

ヴァイングート・マラート

ヴァイングート・マラートの写真1 ヴァイングート・マラートの写真2 ヴァイングート・マラートの写真3
URL http://www.malat.at/weingut_en.html
設立
本拠地 Palt(パルト)
当主 Michael Malat(ミヒャエル・マラート)
畑の総面積 50ha
資料提供 Estate Wines


❦ 詳細・歴史

ヴァイングート マラートは、クレムスタールの多くのワイナリーと違って、ドナウ川の南岸に位置しています。隣接するヴァッハウ地域にも畑があるため、多様な土壌からユニークなワインを生み出しています。
 マラート家は古くから農業を営んできましたが、ワイナリーを設立したのは1722年、現当主のミヒャエルは6代目、2008年に今も現役で活躍する父"シニアボス"のゲラルトからワイナリーを引き継ぎました。つい最近までドナウ川流域の優良生産者で構成される「トラディショナル・ヴァイングーター」の会長を務めていたゲラルトはチャレンジ精神の人として知られています。1976年にオーストリアの伝統的な産地としては初めてカベルネ・ソーヴィニヨンを植え、またピノ・ノワール、シャルドネなどの国際品種にも早くから挑戦し、国際レベルのワインを造ってきました。
 両親のワイン造りへの情熱にふれながら育ったミヒャエルは、ウィーン農科大学BOKUで、ワインと経営学を学んだ後、ボルドーやカリフォルニアなどで修業を積み、初ヴィンテージは2004年。リレーションRELATION(関係)と名付けられたカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロのブレンドワインは、ゲラルトの60歳の誕生日に敬意を込めて贈られました。
 ミヒャエルはスポーツ万能で、大学時代は、冬はスキー、夏はダイビングのインストラクターを務め、今も休暇にはスキー、サイクリング、ロッククライミング、ウォータースキーを楽しんでいます。

国内の農家の多くが参加する有機栽培プログラムKIP(Kontorollierte Integriete Produktion)のメンバー(リュット・レゾネのレベルをクリアするもの。
「自分の葡萄に応じた手入れをしていきたい。健康な時にはそのままでよいが、病気に感染した時には適切な処置をする。一年の成果がわかる収穫時が一番の楽しみ。それをワインにするのは毎年わくわくする体験」
 テロワールや葡萄の個性を尊重したいから醸造はできるだけ自然に。ほとんど培養酵母は使わないけれど、自然な発酵が無理な場合には培養酵母の助けを借りるそう。
 ヨーロッパとニューワールド、新旧両方のワイン造りを体験したミヒャエルは、「伝統を尊重しながらも、上手に最先端技術を取り入れていきたい。しかし大事な決断を要する時は、自分の経験や感覚に従うことを恐れてはいけないと思う。ワイン造りは、自然をクリエーティブな形にする仕事であり、マーケティングの手腕も発揮できる素晴らしい仕事」


❦ 畑

総面積50ha
 フラッグシップ・ワインは、グリューナー・ヴェルトリーナーの"ダス・ベステ・フォン・ヴェルトリーナーDas Beste vom Veltliner"とリースリングの"ダス・ベステ・フォン・リースリング グロース・レゼルヴ Das Beste vom Riesling Grosse Reserve "。最高の畑の最高の葡萄(完熟。時に粒も選別する)を使って、小さなステンレスタンクで自然に発酵、翌年の9月まで熟成させてからボトリング。作柄のよかった年だけの限定生産だが、驚くほどの凝縮感があり、世界的に高く評価されている。
カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon
 ゲラルトが1970年代半ばに発表し注目を浴びた国際品種。凝縮感がありながら、スムースでエレガント。
ピノ・ノワールPinot Noir
マラート家が昔から大切にしてきた品種。きりっとしたストラクチャーの中にフィネスと気品がある。羊の料理に合わせるのがマラート家流とか。

主な畑 Single Vineyards
ヒュールグラーベン Hoehlgraben
 ゴットヴェイガー修道院のある丘のふもと、7つの区画から成る、マラート家最古の畑。樹齢の高いグリューナー・ヴェルトリーナーが植えられている。土壌は南から南西に向いたレス。
シュタインビューエル Steinbuhel
 石の丘の意味を持つ、プライマリー・ロックのテラスは、リースリングに理想的な畑。


❦ 醸造

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