Weingut Stift Kloster Neuburg
ヴァイングート シュティフト・クロスター・ノイブルク
❦ 詳細・歴史
1114年に、アウグスティヌス派修道院のなかに建てられたクロスター・ノイブルクはオーストリアで最も古い醸造所のひとつであり、また信者から寄進された108haの畑は国内最大規模を誇っています。
現在活躍する醸造家の多くがここに併設された醸造学校や研究所の出身で、常にオーストリア・ワイン文化の中心にあったといえるでしょう。
これまでにリリースしたヴィンテージはなんと900。ヴァーグラムだけでなく周辺地域にも広がる畑の多様な土壌から多くの品種を栽培していますが、特に40haと世界最大の生産量をもつザンクト・ラウレントに力を入れています。
❦ 畑
総栽培面積 108ha
クロスター・ノイブルクの畑は、ヴァーグラム、ウィーン、テルメンレギオンの3つのエリアにまたがっているため、さまざまな気候、土壌から多様なワインを生み出しています。ヴァーグラム地域の斜面の畑は、主に砂岩とレスでグリューナー・ヴェルトリーナー、リースリング、ソーヴィニヨン・ブランに向いています。ウィーンのカフレンベアクKahlenergは粘土やロームの土壌で、ピノ・ブラン、シャルドネ、ゲベルツトラミネル、ピノ・ノワール、そしてテルメンレギオンのタッテンドルフTattendorfは、ザンクト・ラウレント、ツヴァイゲルト、ブラウフレンキッシュなどの赤品種の最高の畑として知られています。
ワイナリーは、地下36メートル4レベルと広大なもので、壁の厚さは8メートル。アーチ型の天井はクラシックなバロック様式ですが、設備は最新のグラヴィティシステム。2005年から醸造責任者となったクリスチャン・シュミットの指揮の下、オーストリアでも最もモダンな技術で醸造を行っています。
ワインのレンジは、土地固有の葡萄を使ったバラエタル・ワインであるスティフト・ワインStift Wines、テロワールの個性を反映した単一畑シリーズに分けられます。
またザンクト・ラウレントは1890年に初めてこの地に植えられて以来、トータル40haと世界最大の栽培面積を誇る品種で、テルメンレギオンのタッテンドルフ村Tattendorf<スティフツブライトStiftsbreite>の畑のワインは、オーストリア赤ワインの最高峰。
❦ 醸造
Not Available...
2009年5月、秋篠宮両殿下が訪問されました際に、グリューナー・ヴェルトリーナーとウェルシュリースリングをブレンドした爽やかな白ワイン、ヴィエナー・ヌスベアクWiener Nussberg2002を試飲されました。ご子息、悠仁親王の誕生年にあたるヴィンテージでもあり、大変気に入られたご様子でした。