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Château Chasse Spleen

シャトー・シャス・スプリーン

シャトー・シャス・スプリーンの写真1 シャトー・シャス・スプリーンの写真2 シャトー・シャス・スプリーンの写真3
URL www.chasse-spleen.com
設立
本拠地 Moulis(ムーリ)
当主 Claire Villars(クレア・ヴィラール)
畑の総面積 80ha


❦ 詳細・歴史

シャトー・シャス・スプリーンはムーリ村に位置するシャトーで、1855年に制定されたメドック格付けに入っていないシャトーの中で最も著名なシャトーの1つです。かつてはオーメドックにあったシャトー・グラン・プジョーの一部でしたが1822年に分割。元々の敷地の半分はシャトー・グレシエ・プジョーに残り半分はそれぞれシャトー・モーカイユ、後にシャトープジョーとなるシャトー・プジョー・テイユ、シャトー・シャス・スプリーンとなりました。

第一次世界大戦前にカスタン一家から所有権がドイツのワイン商へと移りますが第一次世界大戦が終わると敵国所有シャトーとして政府から没収され1922年オークションにかけられます。そのオークションの結果、所有者はラハリ家に。
その後1976年にはシャトー・グリュオー・ラローズ、シャトー・フェリエール、シャトー・シトラン、シャトー・オー・バージュ・リベラルなど多数のボルドー・シャトーを所有するメルロー家に売却されました。

その後ジャック・メルローの娘ベルナデッタ・ヴィラールとその夫によって運営。コンサルタントにはかの有名なエミール・ペイノー教授を招集したことで品質は向上しました。ヴィラール夫妻は1992年に起きた登山事故で悲劇的な死を遂げてしまいましたが現在シャトー・シャス・スプリーンは娘のクレア・ヴィラールによって運営されています。

今日シャトー・シャス・スプリーンはシャトー・モーカイユ、シャトー・プジョーとともにムーリ村を代表するトップドメーヌとして君臨しています。白ワインも生産されていますが所有している面積は2haと小さくソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンを用いた辛口のみ造られています。

セカンド・ワインはロラトワール・ド・シャス・スプリーン。一般的に著名なレリタージュ・ド・シャス・スプリーンはシャス・スプリーンとは別区画のもの。


❦ 畑

作付け比率;カベルネ・ソーヴィニヨン73%、メルロー20%、プティ・ヴェルドー7%で平均樹齢は30年。

土壌;頁岩、石灰まじりの砂利質土壌。


❦ 醸造

発酵はコンクリートタンクとステンレスタンクの併用。

熟成はフレンチオークで12〜15ヶ月(新樽40%)