Château Maucaillou
シャトー・モーカイユ
❦ 詳細・歴史
シャトー・モーカイユはシャス・スプリーン、シャトー・プジョーとともにムーリを代表するシャトー。
1855年のメドック格付けでは選ばれていませんが今格付けが変更されたならば間違いなく選ばれると言われているシャトーです。
シャトー・モーカイユの歴史は1871年プティ・ラロッシュ家によって設立された事に遡ります。モーカイユの名前はBad Stoneに変換できます。
これはモーカイユの畑が砂利質で痩せていたためブドウ以外の作物を栽培するのに過酷な環境だった事が由来となっています。
ムーリ駅の近くに倉を置く事で輸送を簡単にした事で一時プティ・ラロッシェ家はネゴシアンとして成功しました。1875年にはシャトーを建築しますが、その後世界恐慌によって大打撃を受けたプティ・ラロッシュ家は同じくネゴシアン業で名を馳せていたドゥルトグループに売却されます。
ドゥルトグループはメドック、ペサック・レオニャン、サン・テミリオンにいくつかのシャトーを所有しています。
セカンド・ワインはNo.2・ド・モーカイユ
サードワインはオーメドック・ド・モーカイユ。
❦ 畑
63haの砂利質土壌の畑にはカベルネ・ソーヴィニヨン52%、メルロー41%、プティ・ヴェルド7%が植えられいます。
収穫は手摘みと機械摘みの併用。
❦ 醸造
醸造は温度管理の出来るステンレス・タンクを使用。フレンチオーク(新樽60%)で18ヶ月熟成。