Château Durfort Vivens
シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン
❦ 詳細・歴史
シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンはマルゴーに本拠地を構えるメドック格付け2級シャトーで多くのボルドーのシャトー同様、その名前を以前の所有者から取っています。デュルフォール・ヴィヴァンの場合はかつての所有者デュルフォール・ド・デュラスとヴィヴァン子爵の名前が元。
当時のデュルフォール・ヴィヴァンの人気は高く、1844年ではシャトー・マルゴーを除く他のアペラシオンのワインよりも高い価格で販売されていました。
1961年に今日の所有者リュルトン家が所有する事となりますが、それまで長い間シャトー・マルゴーでワインが造られていた歴史を持っています。
リュルトン家が所有するようになってからも低迷を続け、脚光を浴びるようになったのは1992年現当主ゴンザーグ・リュルトンが指揮を執るようになってからの事でした。ゴンザーグはセラーを新設、セメント・タンクと木製タンクを新しくする等シャトーを近代化。また2009年には有機栽培を取り入れ始め、2013年には100%有機栽培へと変換、初めてビオディナミに寄る栽培が行われました。2016年にはエコセールとビオディヴァンの認証を取る等精力的に活動が行われている今後楽しみな名門シャトーです。
低迷期が長かった事と一部評論家とあまり仲がよろしくない事から知名度は低いもののそのおかげで価格は他のシャトーよりも抑えられているためお買い得な格付けワインの1つと言う事が出来るでしょう。
❦ 畑
55haの砂礫質土壌にはカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー24%、カベルネ・フラン6%が栽培されています。
❦ 醸造
温度管理の出来るコンクリート及び木製タンクを併用して発酵。ヴィンテージの特徴、品質に合わせて大体新樽率40%のフレンチオークで平均18ヶ月熟成が行われています。