Château Pédesclaux
シャトー・ペデスクロー
❦ 詳細・歴史
シャトー・ペデスクローはポイヤック村にあるメドック5級に格付けされたシャトーで、1810年ピエール・ウルバン・ペデスクローによって設立されました。
1891年にペデスクロー家がシャトーを買収してからというものの所有権は転々としていましたが1950年にリュシアン・ジュグラが購入。
購入時シャトー・ペデスクローは放置されており、ワインの生産は行われていなかった為まず畑、シャトーの改修からスタートします。1965年に5人の子供達の手に渡り、2007年には近代化も完成しますが、総じて評論家たちの評価は低調で5級シャトーとは思えない程存在感のないシャトーでした。
しかし2009年にサン・テステフのシャトー・リリアン・ラドゥイを所有しているジャッキー・ロレンツェッティの手に移ると品質が改善。2009年に畑作業を大幅に変更、光学式選果機を導入。2011年にはイメージを一新するためラベルを変更し、2015年にはコス・デストゥルネルの新セラーを手掛けたジャン・ミシェル・ウィルモットによる新しいセラーと醸造設備を完成させる等かつての名声を取り戻すべく躍進しています。
❦ 畑
48haの畑にはメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドー、カベルネ・フランが栽培されていますがカベルネ・ソーヴィニヨンの比率を上げるべく植え替えが行われています。ブドウの平均樹齢は35年。
❦ 醸造
50〜150hlのステンレスタンクで発酵、抽出はデレスタージュとピジャージュにより行います。マロラクティック発酵はタンクとフレンチオークを併用し、新樽率60%のフレンチオークで12ヶ月熟成。