Château Pierhem
シャトー・ピエレム
❦ 詳細・歴史
シャトー・ピエレムはピエール・エマニュエル・ジャヌイクスが所有するポムロールのライジング・スター。
1964年にピエール・ジャヌイクスによって買収され、シャトー・グラン・シロン・ガバショの名前で運営されていましたが2000年に現当主ピエール・エマニュエル・ジャヌイクスが引き継ぐとシャトー名を変更。大規模な投資が行われ、急激に品質を向上させます。
2001年にはいきなりジェームス・サックリング、ルヴュ・ド・ヴァン・ド・フランスから高い評価を受け、一躍ポムロールのライジング・スターとして注目を集めますが、ボルドーにしては8500本と生産量が少なく知る人ぞ知るワインでした。しかし2007年より発表されている新たなボルドーワイン格付け、ザ・グレート・ランキング・オブ・ボルドー・ワインズの2009年版でシャトー・ペトリュスやシャトー・オザンナなどの著名シャトーを抑え第2位を獲得すると更に人気が上昇、世界中で争奪戦が繰り広げられるようになりました。飲み頃はヴィンテージに応じて4年後〜15年までですが、偉大なヴィンテージはそれ以上の熟成に耐えられます。
❦ 畑
畑は1.8haと小さく西から南西向きの砂礫質土壌に平均寿齢55年のメルローを栽培。畑はリュット・レゾネによって完璧に管理されています。
❦ 醸造
手摘みで収穫したブドウは選果台に送られ、厳格な選果を行った後、温度管理の出来るステンレスタンクで発酵。ボルドー産の新樽で18ヶ月熟成を行います。