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Château Figeac

シャトー・フィジャック

シャトー・フィジャックの写真1 シャトー・フィジャックの写真2 シャトー・フィジャックの写真3
URL http://www.chateau-figeac.com/
設立
本拠地 Saint-Émilion(サン・テミリオン)
当主 Comte Eric d’Aramon(コント・エリック・ダラモン)
畑の総面積 40ha


❦ 詳細・歴史

シャトー・フィジャックの起源はガロ・ロマン時代まで遡る事の出来るサン・テミリオンでも非常に長い歴史を持ち、当時の所有者フィジャキュスが自らの荘園にその名を用いた事が名前の由来となっています。
1661年に結婚を通じてカルル家に移り、シャトー・カルル・フィジャックに改名。当時のフィジャックは非常に巨大なおよそ200haもの畑を所有していました。その後も異なる区画の売買が行われた事が原因で今日フィジャックと名前のつくシャトーが多数存しています。
この間に行われた売買の中には隣村ポムロルのシャトー・ラ・コンセイヤントやシャトー・シュヴァル・ブランの名前も。
1892年になってようやく現当主マノンクール家が取得しましたが200haあった畑はこの時には37haまで縮小。1947年にボルドー・グラン・クリュ・ユニオン創設者の一人であり、ジュラード・ド・サン・テミリオンの会長も務めた事のあるティエリー・マノンクールが引き継ぐと改革に乗り出し、醸造設備とセラーを一新させます。ボルドーの右岸で最初に温度管理の出来るステンレス・タンクを導入したのもシャトー・フィジャックが最初のシャトーだと言われています。

シャトー・フィジャックのワインは伝統的なボルドーワインで多くの愛好家を持っていましたが、更なる品質向上のために2013年シャトー・ラ・コンセイヤントのジャン・ヴァルミー・ニコラと著名コンサルタント、ミシェル・ロランを雇います。ミシェル・ロランの造るワインは伝統的とは異なり、以前からのファンからは物議を醸し出しましたが明確にワインの質を向上させています。
2018年には新しく近代化されたセラーが出来る等今後更なる品質向上の期待が出来るシャトーです。


❦ 畑

サン・テミリオンの北西に位置する畑にはカベルネ・ソーヴィニヨン35%、カベルネ・フラン30%、メルロー30%が栽培されていますが、砂質土壌にカベルネ・ソーヴィニヨンを40%まで増加させる予定です。
シャトー・シュヴァル・ブランに隣接する畑はシュヴァル・ブラン同様サン・テミリオンでも珍しい砂質土壌で偉大なテロワールを有しています。


❦ 醸造

温度管理の出来るステンレス・タンクと上部開放式木製槽を組み合わせて発酵。新樽率100%のフレンチオークで14〜18ヶ月熟成させた後に瓶詰めが行われます。