Château Rocheyron
シャトー・ロシェイロン
❦ 詳細・歴史
シャトー・ロシェイロンはボルドー右岸、サン・テミリオン地区にあり、ブドウが植えられた区画“ロシェイロン”がその名の由来となっています。畑の場所はシャトー・ド・ヴァランドロー、フォジェール、フルール・カルディナルの近く、シャトー・ラロックの畑に隣接しています。
スペインのリベルタ・デル・ドゥエロでかの有名な“ピングス”を生み出したデンマークのワインメーカー、ピーター・シセックとその友人シルヴィオ・ダンツがシャトー・フォンプルガドのオーナー、スティーヴ&デンシー・アダムから購入し2010年に設立したばかりのまだ新しいドメーヌです。
シャトー・ロシェイロンはボルドーでは珍しくプリムールに参加しない高品質なワインを生み出すシャトーで、彼らのワインは直接供給元に販売されます。
❦ 畑
シャトー・ロシェイロンは7.4haの畑を所有しており、そのうち70%が
メルロー、残りはカベルネ・フランが栽培されています。
土壌は石灰岩の上に粘土が覆う典型的なサン・テミリオンの土壌。
平均樹齢は40年ほどですが中にはサン・テミリオン地区で最も古い80年にもなる素晴らしい古木も所有しています。
植密度は6000本/1ha
可能な限り、完熟したブドウを使用してワイン造りを行うと言う目標を持っており、22hl/haと驚異の低収量にてブドウを選別しています。2013年などのボルドーでは難しいヴィンテージになった際にはワインを生産しないなど品質に対するこだわりは尋常ではありません。
❦ 醸造
伝統的なセメント樽とステンレスタンクの組み合わせで醸造を行います。
新樽は35〜50%使用しフレンチオークで14ヶ月熟成。
年間約750ケースと少なく、ロシェイロンの品質に満たなかったものはセカンド・ワイン、ラ・フルール・ド・ロシェイロンとして生産されます。