Château Cos d'Estournel
シャトー・コスデストゥルネル
❦ 詳細・歴史
シャトー・コス・デストゥルネルは1855年のメドック格付けで2級を獲得したボルドーでも長い歴史を持つ由緒あるシャトー。
1811年、ルイ・ガスパール・デストゥルネルによって設立されたシャトー・コス・デストゥルネルは世界的に著名になるまでそう時間を必要としませんでした。当初オーナーがネゴシアンを通して販売するのを好まず、ボルドーでは珍しく直接顧客に販売する形を取っていました。コス・デストゥルネルはボルドーでも早い段階で自社詰めし販売していたシャトーで、この試みはルイ・ガスパールが亡くなった1852年まで行われています。
しかしこの後の所有者はネゴシアンを通して販売するよう変更しています。もしルイ・ガスパールの後も自社販売を行っていたら1855年のメドック格付けには入らなかった可能性が高く、歴史的な転換期となりました。
その後シャトー・モンローズを所有することで知られるシャルモリュ家が所有、1917年にフェルナンド・ジネステの手に移りました。
1998年にジネステの孫からメルロー家に、2000年にスイス人実業家ミシェル・レイビエの手に移った事でコス・デストゥルネルの新時代が始まります。
豊富な資金力の元、大規模な投資が行われセラーを改築、ボルドーでもトップクラスの最先端の設備を獲得。これにより大幅に質を向上させボルドー格付け2級シャトーの中でも近年更に評価を挙げているシャトーの1つに数えられます。
❦ 畑
ポイヤックとサン・エステフの境近郊に91haの畑を所有。そのうち85haでブドウの栽培が行われています。寿齢100年を超えるメルローなどブドウの平均寿齢は35年。近隣の畑より粘土が少なく小石の多い土壌に加え、大西洋の冷涼な気候の影響もあってメドック地区でも収穫の遅いシャトーとして知られています。
❦ 醸造
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