LINEで送る

Château Montrose

シャトー・モンローズ

シャトー・モンローズの写真1 シャトー・モンローズの写真2 シャトー・モンローズの写真3
URL http://www.chateau-montrose.com
設立
本拠地 Saint-Estéphe(サン・テステフ)
当主 Martin & Thomas Bouygues(マルタン & トマス・ブイグ)
畑の総面積 95ha


❦ 詳細・歴史

シャトー・モンローズはメドック格付け2級に格付けられているサン・テステフを代表するスーパー・セカンドの1つ。
1800年代初頭、今日のカロン・セギュールの一部だったモンローズは、ユニークかつボルドーでも有数のテロワールを持っていると考えたエティエンヌ・デュムーランによってカロン・セギュールから分割され設立。息子テオドール・デュムーランの代に植樹が行われ1815年に今日のシャトーが設立されると早くもその名声を確立し1855年のメドック格付けで2級を獲得します。
その後はドルフュス家を経てシャルモリュ家へと所有権が移り、1960年ジャン・ルイ・シャルモリュが当主に着くと古典的とも言える力強い熟成型のボルドーワインを生産、更にその人気を高める事となります。一時1970年代後半から1980年代前半までの間はメルロー比率の高い軽やかなスタイルでしたが、1980年代後半からはかつてのモンローズ同様熟成ポテンシャルの高い重厚なスタイルへと戻しました。
2006年にブイグ兄弟によって買収されたモンローズですが、シャトー・オー・ブリオンの前支配人ジャン・ベルナール・デルマスを招集、2013年デルマス氏が引退した後はムートン・ロートシルトの社長を務めたエルヴェ・ベルランを招集し、品質向上に務めると以前にも増して高い評価を獲得。コス・デストゥルネルと並びサン・テステフのトップ・シャトーとして君臨しています。


❦ 畑

所有する95haのうち88〜90haで常に生産が行われています。
作付け比率はカベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー32%、カベルネ・フラン6%、プティ・ヴェルド2%ですがカベルネ・ソーヴィニヨンの比率を年々上昇させています。平均樹齢は40年。
2010年にフェラン・セギュールより22haの畑を購入しましたが、この畑はかつてモンローズが所有していたという面白い歴史を持っています。
今日畑の15%が有機栽培で行われており、2025年までには100%有機栽培へと変換する予定です。


❦ 醸造

サイズの異なる温度管理付きステンレス・タンクで発酵、マロラクティック発酵を行い、新樽率60%前後のフレンチオークで18ヶ月熟成。
収穫されたブドウの50%がモンローズに、30%がラ・ダム・ド・モンローズに使用されます。