Château Branaire-Ducru
シャトー・ブラネール・デュクリュ
❦ 詳細・歴史
シャトー・ブラネール・デュクリュはサン・ジュリアンに本拠地を構えるメドック格付け4級シャトーでその歴史は1680年まで遡ります。
元々は同じくサン・ジュリアンにある4級シャトー、ベイシュベルの一部でしたが当時のオーナーが亡くなった後に畑が売却され、いくつかのシャトーが設立された中の1つが現在のブラネール・デュクリュとして誕生。創設者であるジャン・バティスト・ブラネールと1875年にシャトーを引き継いだ遠縁のギュスタヴ・デュクリュの名前をとって今日のブラネール・デュクリュの名前を冠するようになります。
ブラネール・デュクリュの近代史は1988年パトリック・マロトーが購入してからと比較的近年。シャトーを購入後、パトリック・マロトーは改革に乗り出します。栽培面積を10ha増やし、収量を制限、重力システムを導入する等セラーの近代化も計りました。パトリック・マトローとともにブラネール・デュクリュを支えてきたのはフィリップ・ダルアン。2004年よりシャトー・ムートンに移り、フィリップ退任後は若く才能のあるジャン・ドミニク・ヴィドーが支配人を務めています。
1988年の改革以来今日では既にサン・ジュリアンのトップ・シャトーの1つとして数えられており、4級であることと比較的最近になって評価が上がった事もあってお買い得なメドック格付けワインとしても知られています。
セカンド・ワインはデュリュック・ド・ブラネール・デュクリュ。
❦ 畑
60haの所有畑はサン・ジュリアンの内陸側に点在しており砂利の多い砂礫質土壌でカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドが栽培されています。
❦ 醸造
区画に合わせたサイズの違う、温度管理の出来るステンレスタンクで発酵を行い、新樽率60〜65%のフレンチオークでヴィンテージに応じて16〜20ヶ月熟成。