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Château Ducru Beaucaillou

シャトー・デュクリュ・ボーカイユ

シャトー・デュクリュ・ボーカイユの写真1 シャトー・デュクリュ・ボーカイユの写真2 シャトー・デュクリュ・ボーカイユの写真3
URL http://www.chateau-ducru-beaucaillou.com/site2006-va/index.html
設立
本拠地 Saint-Julien(サン・ジュリアン)
当主 Bruno Borie(ブルーノ・ボリー)
畑の総面積 75ha


❦ 詳細・歴史

シャトー・デュクリュ・ボーカイユはサン・ジュリアンに本拠地を構えるメドック格付け2級シャトーで、スーパー・セカンドの筆頭にも挙げられる著名シャトー。名前の由来はかつて所有していたデュクリュ家の名前とデュクリュ・ボーカイユの畑の名前ボーカイユから来ています。

1795年シャトーを購入したベルトラン・デュクリュがその名前をシャトーに加え、シャトー・デュクリュ・ボーカイユとなって直ぐに名声を獲得しました。
ブラネール・デュクリュの象徴とも言えるシャトーはこの当時に建築されたものでパリのモンマルトルにあるサクレ・クール教会堂を手掛けた著名建築家ポール・アバディを招集し建築されました。

その後1866年にボルドーで著名なワイン商ナザニエル・ジョンストンの妻ルシー・カロリーヌ・ダシエが購入。ルシーとナザニエルはまず始めに、後にボルドー液を開発するエルネスト・ダヴィドの協力を得て畑の改植とセラーの近代化を計り、シャトーの立て直しを行います。
ダシエ家が手放してからは所有者が転々とし、1944年にようやく現在の所有者ボリー家が所有する事になりました。1986年〜1993年のヴィンテージはTCAによる問題が発生したものの2003年よりシャトーの指揮を取るブルーノ・ボリーの元、問題が発生したボトルは全て破棄される等徹底した対策が取られ、今日でも歴代最高とも言える品質のワインを作り上げていることから、サン・ジュリアンを代表するシャトーとして君臨しています。


❦ 畑

ボルドーでも最高峰のテロワールを有した区画を含み合わせて75haの畑を所有。カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%が栽培されており、平均寿齢は35年。


❦ 醸造

区画ごとに温度管理の出来る異なるサイズのステンレス・タンクを用いて発酵。マロラクティック発酵はコンクリート・タンクで行い、新樽率75〜90%のフレンチオークで18〜20ヶ月熟成を行います。熟成の期間及び新樽率はヴィンテージに応じて決定。