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Château Climens

シャトー・クリマン

シャトー・クリマンの写真1 シャトー・クリマンの写真2 シャトー・クリマンの写真3
URL http://www.chateau-climens.fr/jp/
設立 1547年
本拠地 Barsac(バルザック)
当主 Bérénice Lurton(ベレニス・リュルトン)
畑の総面積 28.3ha


❦ 詳細・歴史

シャトー・クリマンはここ10〜20年の間にソーテルヌで最も人気のある生産者の仲間入りを果たしました。シャトー・クリマンは偉大な甘口ワインを生産するのに完璧に適したバルサックに畑を所有しています。

シャトー・クリマンの歴史は古く1547年まで遡る事が出来ます。
その後ソーテルヌ1級格付けを獲得した1855年にアンリ・グヌイユーに売却され1971年までグヌイユー家の所有シャトーに。1971年にシャトー・ブラーヌ・カントナックを所有するリュシアン・リュルトンによって購入され1992年より現在の当主ベレニス・リュルトンによって運営が行われています。
シャトー・クリマンはバルザック地区でも少ない格落ちを行う生産者で知られており、納得のいかない年には生産を行わない等徹底した品質管理が行われています。今までに生産が行われなかった年は1984,1987,1992そして1993年。
そういった試みも有って常に高品質な甘口ワインを生み出しているシャトー・クリマンはバルサック、ひいてはソーテルヌのトップシャトーの1つに数えられます。


❦ 畑

所有する28.3haには100%セミヨンが栽培されており、平均寿齢は35年に達しています。一時は極少量だけミュスカデルが栽培されていましたがリュルトン家所有となった後の1972年に引き抜かれ、セミヨンが代わりに植えられました。
土壌はセミヨンに適した砂、粘土の混ざる石灰質で、2010年ヴィンテージよりビオディナミ栽培を開始。翌年からは100%ビオディナミで管理され、2014年に正式にエコセール認証を受けたファースト・ヴィンテージをリリースします。
またシャトー・クリマンはブドウの潜在的な病気への対抗策として有機栽培のハーブ・ティーを使用する面白い試みも合わせて行っています。


❦ 醸造

醸造は27度に設定されたフレンチオークで2〜3週間行い、希望していたアルコール度数まで上がると急速に3度まで温度が下がる仕組みで、これにより発酵を止め、高い糖度を保つ事を可能にしています。
熟成は新樽率35〜45%のフレンチオークを用いて20〜24ヶ月間。新樽率はヴィンテージの品質と個性に応じて決定します。