Château Coutet
シャトー・クーテ
❦ 詳細・歴史
シャトー・クーテはもともと13世紀に要塞として造られた起源を持ち、クーテはガスコーニュ語でナイフを意味しています。1643年からソーテルヌ・ワインを専門的に製造するようになり、かつてはシャトー・ディケムを所有していたリュル・サリュース家が所有していた事も有りますが、1925年にロランド家に売却されました。シャトー・クーテの近代史が始まるのは1977年バリー家が購入してからで現当主アリーヌ・バリーは2005年にシャトーに加入。アリーヌ・バリーが栽培から醸造まで全てに関わったのは2009年の事です。
シャトー・クーテは所有者が変わる前から高い人気を誇り、ワイン好きで知られるアメリカ3代目大統領トーマス・ジェフェーソンもシャトー・クーテをバルザックで最良のワインと賞賛しています。1855年に行われた格付けでも1級を獲得、今日でも数々の専門誌で高い評価を獲得し、シャトー・ディケムを追随するシャトーの1つに数えられます。
❦ 畑
シャトー・クーテは砂礫混じりの粘土石灰質土壌に38.5haを所有。平均寿齢35年になるセミヨン75%とソーヴィニヨン・ブラン23%、ミュスカデル2%が栽培されています。
❦ 醸造
ブドウはプレスされた後、フレンチオークで発酵、熟成はヴィンテージに応じて最大100%の新樽で18ヶ月熟成を行います。