Château de Fargues
シャトー・ド・ファルグ
❦ 詳細・歴史
シャトー・ド・ファルグはソーテルヌ地方でも長い歴史を持つシャトーで、1472年リュル・サリュース家が所有した事から始まりました。この3世紀後にリュル・サリュース家はかの有名なシャトー・ディケムを1999年まで所有しています。
シャトー・ド・ファルグは今日もリュル・サリュース家が所有し、リュル・サリュース家が所有していた頃のシャトー・ディケムと全く同じ手間をかけて造られています。
シャトー・ド・ファルグは長い歴史を持っていますが甘口ワインの生産を始めたのは1930年代になってからの事でした。1935年に初めてソーヴィニヨン・ブランとセミヨンが栽培され、アレクサンドル・ド・リュル・サリュースの代になって偉大なソーテルヌ・ワインを造る事をスタートさせます。
しばしばシャトー・ディケムとの比較がされますが、若いうちは本当にシャトー・ディケムに似た要素を持っており、ディケムに比べて価格も落ち着いている事から人気のソーテルヌですが、年産1000〜1200ケースとあまり多くないためあまり見かける事の無いワインとしても知られています。
❦ 畑
所有する土地は170haと広大ながらも大部分はブドウの栽培に適しておらず栽培を行っていません。このうちおよそ10%がシャトー・ド・ファルグの生産に当てられています。
ブドウ栽培が行われている15haの土壌は砂礫質土壌でセミヨン80%、ソーヴィニヨン・ブラン20%が栽培されています。平均寿齢は35年、密植度は6600本/ha。ソーテルヌ地方でも特に収量が低く抑えられているシャトーの内の1つに上げられます。
❦ 醸造
発酵は樽で行い、新樽率100%で30〜36ヶ月熟成。