Domaine Julien Sunier
ドメーヌ・ジュリアン・スニエ
❦ 詳細・歴史
ドメーヌ・ジュリアン・スニエは近年注目を集めているまだ新しい小さなボジョレーのドメーヌです。当主ジュリアン・スニエはディジョン生まれでしたがワイナリーの家系ではなく、学校を卒業後、ジョルジュ・ルーミエ、アルザスのアルベール・マンでの修行を経てカリフォルニア、ニュージーランドで収穫を経験。ブルゴーニュに戻るとワイン・メーカー、ニコラ・ポテルとボーヌのジャン・クロード・ラトーの元で研鑽を積む間に有機栽培とビオディナミに対する情熱が芽生えます。
その後5年間モメサン社でクリュ・ボジョレーを担当したことによりボジョレーのミクロ・クリマやミクロ・テロワールを深く理解し、2008年に自らの栽培、醸造哲学によるワイン造りを行いたいとの欲求からドメーヌを設立。
人的介入を抑えた古樹のガメイから造られるワインは瞬く間に世界的な評価を獲得するに至り、今日のボジョレーの品質革命のメインファクターとして活躍しています。
ワインはピュアかつエレガントなスタイルで一般的に偉大なヴィンテージと言われている2015年よりも2014年のような涼しく穏やかなヴィンテージの方がスニエのキャラクターと相性が良いように思えます。本人も2009や2010年のようなパワーのあるワイン造りは既に興味が無くバランスと緊張感を重視したテロワールを表現したワイン造りを行っていると評価誌のインタビューで語っています。
❦ 畑
モルゴン、フルーリー、レニエに合わせて6haを所有し、ブドウの平均樹齢は50年に達しています。
有機栽培による管理が行われており、AB認証を取得しています。
❦ 醸造
手摘みで収穫し全房のままコンクリート・タンクでマセラシオン・カルボニック。発酵後、24時間かけて緩やかにプレスし、ジョルジュ・ルーミエより購入した10年以上使用樽で最大11ヶ月熟成を行います。