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Château de Béru

シャトー・ド・ベル

シャトー・ド・ベルの写真1 シャトー・ド・ベルの写真2 シャトー・ド・ベルの写真3
URL
設立
本拠地 Béru(ベル村)
当主 Athenaïs(アテナイス)
畑の総面積
資料提供


❦ 詳細・歴史

シャブリの南東に位置する小さな村Béru/ベルに本拠を置くドメーヌ。 400年の歴史を誇る名家で、所有するシャトーには15世紀に造られた 世界最古とされる日時計と暦が現存しているという。20世紀初頭のフィ ロキセラ禍に伴い、所有していた畑は一旦打ち捨てられることとなる。80 年代に入り、当時の当主であったEric de Béru伯爵がその当時から 著名だった区画Clos Béru/クロ・ベルを含む全ての畑に再植樹した。 当初はブドウを全てネゴシアンへ売却していたが、その後それらの畑は近隣の栽培家に貸し出されてしまった。2006年に伯爵が他界したあと、伯爵夫人Laurence/ロランス氏とその娘で現当主 のAthenaïs/アテナイス氏がドメーヌを率いることとなる。アテナイス氏は 2002年にそれまで勤めていたパリの投資銀行を退職し、ボーヌの醸造 学校で栽培醸造学を修め、サヴィニー・レ・ボーヌのChandon de Briailleで研鑽を積む。現在は家族経営のドメーヌに新たな息吹をも たらすべく、着実な歩みを続けている。畑のユニークなテロワール、とりわ けドメーヌが誇るクロ・ベルのテロワールを余すところなく表現し、それをも たらしてくれる環境そのものを守るため2005年よりビオロジック農法を採 用。2011年からはビオディナミ農法へと転換した。


❦ 畑

化学肥料の使用、トラクターによる土壌圧縮、そして除草剤の使用は土中微生物を含む土中バランスに破壊をもたらすと 考えている。特に土中微生物に関しては、植物の成長に必要な栄養素や微量元素、ミネラルが植物の同化において重要 な役割を果たしていることから、化学肥料は与えない。また、除草剤を使用せず畝と畝の間の雑草には馬を使っての鋤き返しで対応し、定常的な施肥を行わないことで土中バランスの維持に努 めている。これにより空気中の湿度変化に左右されない深さまでブドウ が根を下ろし、土中成分をより吸収しやすくなると考えている。北部に 位置する畑であるため、真菌によって引き起こされるベト病やうどんこ病 といった疾患の懸念があることから、各畑で入念な状態観察を行い、 必要に応じて自然由来の硫黄やハーブなどで慎重を期して対処してい る。これにより徐々に抵抗力を高め、ブドウが自力で病害に対抗できる ようにしている。


❦ 醸造

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