Raphaëlle Guyot
ラファエル・ギュイヨ
❦ 詳細・歴史
Raphaëlle Guyot ラファエル・ギュイヨは今年29 歳になるミレニアル世代のナチュラルワインの造り手です。高校卒業後、シャトー・ド・ベル(アテナイス・ド・ベル)、ラ・グランジュ・ティフェーヌ、シリル・ファル(クロ・デュ・ルージュ・ゴルジュ)、ティボー・リジェ・ベレール、ニカ・バヒア(ジョージア・カヘティ地区)、ラマズ・ニコラゼ(ジョージア・イメレティ地区)などで研鑽。並⾏してボーヌのCFPPA(農業專門教育センター)で栽培と醸造を修めました。
ブルゴーニュ生まれのラファエルは、畑は所有していませんでしたが、自身でもナチュラルワインを造りたいと思い、2016 年にコート・ド・ニュイのコンブランシアンにミクロネゴスを設⽴。そして購入したブドウから、⼀度限りのキュヴとして3 種類の2016 年のワインを造りました。
その後、ヨンヌ県、シャブリの南東にあるTreigny トレニーの村に本拠を移しました。そして、2018 ヴィンテージからは、新たに同じヨンヌ県のビオで栽培を⾏っている知人ドメーヌからブドウを購入して、生まれ故郷であるヨンヌ産にこだわったナチュラルワイン造りをしています。
ミクロネゴスの活動と並⾏してラファエルは⾒捨てられていた地元のブドウ畑を復活されるための活動をしています。19 世紀の地質学者の文献によれは、フィロキセラ禍以前、トレニーではブドウ畑が200 ヘクタールもあったという記録が残っています。土壌はブルゴーニュと同じ石灰質の岩盤上にあります。またガレと呼ばれる小石がごろごろ転がっています。この石が昼に太陽の熱を集めて保温効果を高めて、ブドウの完熟を促進してくれるのです。
❦ 畑
2018 年に地元の引退するヴィニュロンから、ピノ・ノワールが栽培されている1
ヘクタールの畑を引き継ぎ、ドメーヌとして栽培・醸造を始めました。初めての収穫は2019年で、3000 本のワインが造られる予定です。このキュヴェはIGP Vin de pays de l’Yonneとして販売される予定です。また、かってブドウが栽培されていたコトー(斜面)にブドウを植樹する計画です。これらの自社畑のブドウはビオディナミで栽培され、ブドウ以外にも果物や花などを畑に植えたり、生け垣を作ったり、ミツバチを飼ったりして、生物多様性の豊かな畑にする計画です。直近の計画としては、2020 年の春に0.70 ヘクタールの区画にシャルドネを植樹する予定です。
❦ 醸造
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