Jane Eyre
ジェーン・エア
URL |
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設立 |
2011年 |
本拠地 |
Bligny-lès-Beaune(ブリニー=レ=ボーヌ) |
当主 |
Jane Eyre(ジェーン・エア) |
畑の総面積 |
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資料提供 |
VIN CROSS |
❦ 詳細・歴史
オーストラリアのメルボルン近郊出身の Jane Eyre/ジェーン・エア氏が手がける新進気鋭のネゴシアン。1998 年、Domaine Chevrot でブルゴーニュでの修行と研鑽をスタート。2004 年に移住し、Dominique Lafon、de Montilles、Domaine Newman でさらなる修行を積む。その過程でかねてよりあった自らのワインを造りたいという想いを、2011 年についに実現させる。ドミニク・ラフォンが設立した【Wine Studio】(*注 1)の一期生。スタートは 5 樽の Saviny les Beaune 1er Vergeless rouge で
あった。これを皮切りに、Gevrey Chambertin、Aloxe Corton、Volnay とそのレンジを広げていき、2014 年からは Côte de Nuits Village も加わった。
❦ 畑
Not Available...
❦ 醸造
全てブドウの状態で買入れ。全て手摘みで収穫され、選果。畑とヴィンテージにより異なるものの、一部は除梗 せず全房のままで醗酵へ。醗酵前に最低限の SO2 を添加。ヴィンテージと醗酵度合いを見定めるものの、醗酵中のピジャージュとルモンタージュは基本的に 1 日に 2 回程度とし、過剰な抽出を抑え、果実味を活かした 造りを行っている。ピジャージュは、より優しく行うために伝統的な足で行うスタイルを採用。醗酵後に圧搾、7 〜10 日間ほどタンクで休ませ、樽へ。新樽率は高くても 40%。マロラクティック発酵は通常より早い 1 月終わ り頃までに終了(Côte de Nuits Village のみ 3 月)。樽熟期間は平均 12 ヶ月前後。澱引き後、タンク でアッサンブラージュを行い、6〜8 週間ほどタンクで休ませた後、瓶詰め。無清澄無濾過。
注1:【Wine Studio】はドメーヌ・デ・コント・ラフォン当主、 ドミニク・ラフォン氏とメゾン・シャンピーの元醸造責任者のピエー ル・ムルジェ氏が設立したカスタム・クラッシュ・ワイナリー。ワイン 生産者がブドウを持ち込んで醸造を行う施設。資金不足や規 模の小ささで醸造施設を持たない生産者が利用するなど、カリ フォルニアで広く普及しており、初期費用のない野心的なワイ ンメーカーは最初、カスタム・クラッシュでワインを造り、メーリング リストで売り出す例も多いが、こういった形態を初めてフランスに
持ち込んだ。施設はボーヌ近郊のシャトー・ド・ブリニー・レ・ボーヌ内にあり 750 樽、40 の発酵槽、2 台の選果 台、2 台の圧搾機、瓶詰めラインなどを備えている。シャトー・ド・ブリニーは協同組合の施設として使われていた が、ラフォン氏がコンサルタントを務めるイブニング・ランド・ヴィンヤード(オレゴン)が購入した。当初イブニング・ ランド・ヴィンヤードはオレゴンとブルゴーニュの両方でワインを生産していたが、ブルゴ―ニュでの展開を辞め、現 在はレストラン向けにこの施設で少量生産している。ラフォン氏とムルジェ氏は、シャトー・ド・ブリニーで将来ワイ ンを共同生産するプロジェクトがあり、その余裕部分をカスタム・クラッシュに充てる。ラフォンのセラーで働いていた オーストラリア人のジェーン・エアが第 1 期生として 2011 年をファーストヴィンテージとしてリリーズ。