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Domaine François Carillon

ドメーヌ・フランソワ・カリヨン

ドメーヌ・フランソワ・カリヨンの写真1 ドメーヌ・フランソワ・カリヨンの写真2 ドメーヌ・フランソワ・カリヨンの写真3
URL https://www.francoiscarillon.com/
設立 2010年
本拠地 Puligny-Montrachet(ピュリニー・モンラッシェ)
当主 François Carillon(フランソワ・カリヨン)
畑の総面積 16ha
資料提供 RAFFINE


❦ 詳細・歴史

フランソワ・カリヨンは 、16世紀から続くピュリニー・モンラッシェのカリヨン家 の末裔(ジャン・カリヨン1520年生)。 ワ インはブルゴーニュが世界に誇る偉大な白ワインを生み出すシャルドネ種 で、この地のテロワールを最大限に活かし生み出されます。
世界中の一流レストランでの評価は高く、エレガントでフルーティーな白ワインの代表です。

ヴィニュロンとして1520年のジャン・カリヨンまで遡ることができるピュリニー・モンラッシェを代表する、カリヨン家。先代のルイ・カリヨンは、コント・ラフォンやルフレーヴと同じくクライヴ・コーツから最高評価の3ツ星で称えられる偉大な白の造り手である。近年、16代目となるジャックとフランソワ・カリヨン兄弟がそれぞれ醸造と栽培を担っていたが、父親のルイの引退を期に所有畑が分割されることになった。そして2010年、フランソワは兄のジャックが継いだドメーヌから独立した。こうして誕生したカリヨン家の新たな醸造所がフランソワ・カリヨンである。

フランソワは、先代のルイからピュリニーが誇るプルミエ・クリュ「ペリエール、シャンガン、コンベット」などを含む合計5.4haの優れた畑を受け継ぎ、さらに新しい畑も積極的に入手している。現在のブルゴーニュで良い畑を手に入れる事は極めて困難な状況であるが、カリヨン家がこれまで地元で培ってきたヴィニュロンとの厚い信頼と強いネットワークを築いてきたからこそ、僅か数年で14haにまで拡大することができた。ルイ・カリヨン時代より、技術・栽培責任者として経験を積み重ねてきたフランソワ。「畑がワインのクオリティを造る」というワイン造りへのモットーにより、ルイ・カリヨン時代のクオリティを一貫して保っている。ブドウ栽培にはビオロジックを採用。1992年から除草剤は使わず、馬やトラクターを用いて畑の土を耕し、剪定や芽かきによる収量制限は平均40hl/haと厳しく、植樹密度は10,000本/haと高い。ルイ・カリヨンのクオリティを支えてきた祖父仕込みの職人気質の畑の手入れは、様々な生産者を見てきたワイン・アドヴォケイト誌の評論家ですら「すっかり圧倒された」とコメントするほど徹底されている。



❦ 畑

【自社畑総面積】約16ha
【畑立地】ピュリニー・モンラッシェ村、シャサーニュ・モンラッシェ村、サン・トーバン村
【1級畑】「ペリエール」 「シャンガン」 「コンベット」などいずれも父から継承
【管理】《ビオロジック農法》 フランソワは、実家で栽培責任者を務めていた頃からできる限り自然の摂理に沿った栽培方法に目を向けてきまた。ブドウの健康状態がワインの出来に最も影響を及ぼすと考えており、除草剤は一切使用せず馬と共に耕すなど、代々受け継がれてきた手法を守り、様々な畑作業のスケジュール管理は天体カレンダーを元に行っており、最大限の手間をかけています。
【栽培品種】シャルドネ 90%  アリゴテ 5%  ピノ・ノワール 5%
【収量】平均40hl/haまでに厳しく抑え、植樹密度は10,000本/haと非常に高くなっています。


❦ 醸造

醸造においては祖父を師と仰ぎ、当時から変わらない伝統的なブルゴーニュ製法に沿ってテロワールの個性を最大限に引き出しています。
【発酵】収穫したブドウはステンレスタンクの中で8℃に冷却します。発酵は5つの業者から購入した仏産樽(228Lと350L)でゆっくり4~6週間かけ、添加は一切せず、バトナージュを施しながら野生酵母にてアルコール発酵、マロラクティック発酵を行います。
【熟成】ヴィンテージによってそれぞれ異なりますが全てのキュヴェにおいて、最低でも約一年以上樽にて熟成した後、ステンレスタンクに移して更に約5~9ヵ月静置し、状態を安定させてから瓶詰を行います。キュヴェによってはドジナージュ(手で撹拌)を行うこともあります。新樽比率はキュヴェによって異なります。必要であればろ過・清澄を行います。