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Aurore Casanova

オーロール‧カサノヴァ

オーロール‧カサノヴァの写真1 オーロール‧カサノヴァの写真2 オーロール‧カサノヴァの写真3
URL https://www.instagram.com/aurorecasanovachampagne/
設立 2013年
本拠地 Mardeuil(マルドゥイユ)
当主 Aurore Casanova(オーロール‧カサノヴァ)
畑の総面積 4.8ha
資料提供 Firadis


❦ 詳細・歴史

シャンパーニュ‧オーロール‧カサノヴァは、元プロのバレエダンサーの妻オーロール‧カサノヴァと、医療分野で働いていた夫ジャン‧バティスト‧ロビネという異⾊の経歴を持つ夫婦が営むワイナリーである。

それぞれシャンパーニュのブドウ栽培に携わる家系にルーツを持ち、オーロールはブドウ栽培家の⺟とIT技術者の⽗のもとパリで育った。⺟はシャンパーニュの畑へ頻繁に通いながらブドウ栽培を続けており、その姿を間近で⾒て育ったオーロールにとって、シャンパーニュの地は幼少期から⾝近な存在であった。オーロールは世界的なバレエ団で活躍後、⾃然豊かなシャンパーニュへの思いが再燃。表現者としての道を今後は”⼥性醸造家”として歩むことを決意し、2011年にシャンパーニュへと帰郷した。
夫のジャン‧バティストもブドウ栽培家の家系に⽣まれ、シャンパーニュ地⽅で育ったが、医療分野に進み、カーボン製の義肢装具のデザインなどに携わっていた。
⼆⼈は2011年、アヴィーズでのブドウ栽培と醸造の研修で出会い、2013年に家族から受け継いだ畑を基にドメーヌを設⽴。最初の数年間はメニルにあるガレージを間借りし、プレス機などの設備も周囲に借りながら、ワイン造りを開始した。2018年には念願のセラーをマルドゥイユに購⼊。古い蔵であるため、決して煌びやかな設備が整っている訳ではないが、伝統的なバスケット‧プレスも1台備
え、思い描いたワイン造りを実践できる⼟台を整えた。夫のジャン‧バティストはワイナリー設⽴前には、マレイユ‧シュール‧アイ村のロジェ‧プイヨンで研修を受け、そこで初めて樽による⾃然酵⺟発酵や、⾺による耕作、⼟壌管理の重要性に触れ、⼤きな感銘を受けたという。さらにオーガニック栽培や醸造のノウハウを深めるため、⼆⼈はアンセルム‧セロスにも教えを乞い、⼀流の⽣産者達
との交流を通じて、⾃らの哲学を磨いていった。
⼆⼈のフィロソフィーは「地球環境への配慮と⼈的介⼊の制限、そして家族から受け継いだ異なる区画の特性を深く理解し、表現すること」。化学物質は使⽤せず、オーガニック農法を実践し、⼀部ビオディナミも取り⼊れる。資源の使⽤を最⼩限に抑え、健康な⼟壌を次世代に引き継ぐことを重要視している。

現在は4.8haの畑を所有し、グラン‧クリュのピュイジュー(モンターニュ‧ド‧ランス)、ル‧メニル‧シュール‧オジェ、オジェ(コート‧デ‧ブラン)、さらにシャンヴォワジー、エペルネ(ヴァレ‧ド‧ラ‧マルヌ)といった5つの村に26区画が点在する。

2023年にはフランスのオーガニック認証であるABマーク(AgricultureBio lo gique)を取得。ブドウの耐病性を⾼めるために、ティーや煎じ液の散布、樹液の流れを尊重した剪定、降⽔量に応じた草⽣管理、表層のみの耕作を実施している。

収穫時は成熟度の⾒極めはもちろん、温度管理にも⼯夫を凝らし、通常使⽤されるグレーや黒⾊ではなく、⽩⾊の収穫カゴを採⽤することでブドウの温度上昇を抑えている。実際に濃い⾊の収穫カゴに⼊れられたブドウと⽐較して約2℃の温度差が確認されており、ブドウのフレッシュさや繊細な⾵味の維持に努めている。

醸造では介⼊を抑えたナチュラルな醸造プロセスを採⽤しており、区画ごとに圧搾‧醸造し、軽いデブルバージュ後、各区画のワインを⾃然酵⺟で発酵させ、上級キュヴェについてはオーク樽で澱と共に最低11ヶ⽉間熟成後、ビオディナミのカレンダーに則り、瓶詰やデゴルジュマンを⾏う。また、⽣産者間の交流を活かし、ワイナリー開始当初から、ヴァン‧クレールの発酵にセロスやエグリ‧ウーリエ、タルランから譲り受けた古樽も使⽤している。

オーロール‧カサノヴァのシャンパーニュはL’assiette Champeno ise(ランス***)やTim Raue(ベルリン**)といった世界の星付きレストランでも採⽤されており、2023年からはシャルトーニュ‧タイエやアグラパールなど同産地を代表する⼀流⽣産者が所属する団体、テール‧エ‧ヴァン‧ド‧シャンパーニュの⼀員にもなっている。Wine Advo cateのウィリアム‧ケリーは2021年にドメーヌを訪問し、「私が試飲したワインは、繊細な⾻格でありながら⼒強く、凝縮感と緻密さがありながらも軽やかさも保っており、”遊び⼼がある”と⾔いたくなるほどだ。この最初の訪問は興味深いもので、今後もカサノヴァの活動を追い続けるのが楽しみだ」と記している。

今後、ますます注⽬を集めることは間違いないが、年産本数は22000本程度と⾮常に限られている。⾒つけたらぜひ⼿に⼊れたい1本である。


❦ 畑

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❦ 醸造

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