René Collet
ルネ・コレ
❦ 詳細・歴史
ルネ・コレはコート・ド・セザンヌの中心に位置するフォンテーヌ=ドニ村に本拠地を構える家族経営のレコルタン・マニピュラン。
数世代に渡って栽培農家として活動していましたが、長い間ネゴシアンへと売却しており、自社シャンパーニュは1973年ルネ・コレによって初めてリリースされました。
2002年3人の息子、トマ、ヴァンサン、フロランがドメーヌに参入すると品質が向上。コート・ド・セザンヌでは非常に珍しくシャルドネ、ピノ・ノワール両方に適した土壌を持つフォンテーヌ=ドニのテロワールを表現したシャンパーニュ造りを行っています。
2014年にはJeunes Talents du Champagneという才能ある若いワインメーカーを決定するコンクールでルネ・コレの造るアンティム・サンサションが見事選出され、ギド・アシェット誌でも星を獲得する等近年注目を集めている若きシャンパーニュ・メーカーです。
❦ 畑
ドメーヌから2km範囲以内に全ての畑を所有していることから開花、ブドウの成熟など注意深く観察することが可能でビオに近いリュット・レゾネによる栽培管理が行われています。
15区画5.04haの畑にはシャルドネ60%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ5%を栽培、平均樹齢は35年。
チョーク質を下層に持ち、表土はシルト、粘土、マールなど多様で深さも異なります。
❦ 醸造
プレスして最初に出てくる一番搾り(キュヴェ)のみを贅沢に使用。
ポンプは使わずに重力システムと窒素を用いて酸化を避けながらタンク、樽まで移動させます。
区画ごとに分けてステンレス・タンク、バリックで発酵。
瓶熟、ドザージュはキュヴェに応じて適宜行われています。
またシャンパーニュでも非常に珍しい温度管理の出来る樽を所有。
これにより14度で緩やかに樽発酵を行う事を可能にし、樽、果実味をうまく表現しています。