Claude Cazals
クロード・カザル
❦ 詳細・歴史
クロード・カザルはコート・デ・ブランのオジェ村に本拠地を構える家族経営のレコルタン・コーペラティヴで、シャンパーニュでも数少ないグラン・クリュの“クロ(囲のある畑)”を所有しています。
1897年に創業して以来、ボランジェやドゥーツといった著名メゾンへとブドウを売却していましたが、創設者エンルスト・カザルの孫に当たる先代クロード・カザルによってレとして自社詰めを開始。それまでもブドウの供給以外にメゾンから醸造を要請されている事からレコルタン・コーペラティヴに分類されていますが、メゾン用の栽培農家のブドウと自社のブドウは完全に分けているため実質的にはレコルタン・マニピュランです。
クロード・カザルはワインメーカーとしてだけでなくジロパレットを発明する等シャンパーニュの発展に多大な貢献をもたらし、1996年よりクロードの娘であり現当主のデルフィーヌ・カザルに代替わりしました。
今日、クロード・カザルはエレガントかつミネラル豊かでリッチなシャンパーニュを生産しており、シャンパーニュの評論家リチャード・ジューリンからは4つ星を獲得しています。
❦ 畑
9haの畑を所有していますがその大部分をコート・デ・ブランのグラン・クリュ、オジェとメニル・シュル・オジェに所有しています。そのうち3.75haがクロ・カザルの名前でリリースされるシャンパーニュでも数少ないグラン・クリュのクロ。
栽培は殺虫剤などを使用しないリュット・レゾネ。
❦ 醸造
温度管理の出来るステンレスタンクで発酵、マロラクティック発酵を行っています。