Delamotte
ドゥラモット
❦ 詳細・歴史
シャンパーニュ・ドゥラモットは1760年フランソワ・ドゥラモットによって設立されたランスに起源を持つシャンパーニュ・メゾン。
1828年ニコラ・ルイ・ドゥラモットがメゾンを継ぎますが1837年に亡くなり、その後は後継者がいなかった事も有り共同経営者であるジェン・バティスト・ランソンの手に移ります。
1856年まではヴーヴ・ドゥラモット・バラティンの名前で運営されていましたがドゥラモット未亡人が亡くなるとランソン家が全権を握り、ランソン・ペール・エ・フィスとして再スタートを切りました。
ドゥラモットがその名前を取り戻したのはノナンクール家に嫁いだマリー・ルイーズ・ランソンの時代。マリー・ルイーズはランソンを継ぐ権利が無かったかわりにメゾン・ドゥラモットを手にし、息子のシャルルが1924年に運営に乗り出します。この時期にドゥラモットはシャルドネに特化する為に本拠地をランスからコート・デ・ブランへと移転させました。更に1938年後継者のいなかったローラン・ペリエを買収、こちらは同じく息子のベルナールが継ぎます。1988年ベルナール・ド・ノナンクールによってローラン・ペリエはシャンパーニュ地方で重要なシャンパーニュ・メゾンに成長。シャルルはドゥラモットをローラン・ペリエに売却し、同じくその6ヶ月後ローラン・ペリエはサロンを買収しました。
今日ドゥラモットとサロンは姉妹メゾンとしてル・メニルのオフィスと醸造設備をシェアしています。両メゾンともにディディエ・デュポンの指揮の下、ローラン・ペリエのシェフ・ド・カーヴ、ミシェル・フォコネによって生産が行われています。
❦ 畑
6haの畑をル・メニル、オジェ、クラマンに所有、そしてサロンが造られなかった年はサロンが契約したブドウはドゥラモット・ブリュット、ヴィンテージ・ブラン・ド・ブランに使用されます。
❦ 醸造
ドゥラモットのシャンパーニュは樽は使われず全てステンレス・タンクで発酵、マロラクティック発酵も行います。