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Michel Fallon

ミシェル・ファロン

ミシェル・ファロンの写真1 ミシェル・ファロンの写真2 ミシェル・ファロンの写真3
URL
設立 2004年
本拠地 Avize(アヴィーズ)
当主 Michel Fallon(ミシェル・ファロン)
畑の総面積 0.3812ha
資料提供 Vivit


❦ 詳細・歴史

ミシェル・ファロンは、2000年の6月からアンセルム・セロスのドメーヌで働いています。セロスが世界的な名声を獲得していく2000年代を通じて、そして現在もセロスの栽培・醸造チームのリーダーとして、セロスのシャンパーニュ造りを影で支え続けています。ファロンは、セロスでの仕事と並行して、2004年に、自宅の隣の僅か0.0324の区画で栽培したブドウから、『オザンヌ』と命名した僅か300本のシャンパーニュを、セロスのセラーで醸造し、自身のシャンパーニュ造りをスタートしました。その後、オザンヌの生産量は少しずつ増えていますが、これまでイタリアでしか販売されていませんでした。
オザンヌの醸造に使われるブドウが栽培されているのは、アヴィーズの町の中心にあるミッシェル・ファロンの自宅の周辺1.5キロ圏内に位置する、厳選した5つの区画(トータル0.3812ヘクタール)です。全てグラン・クリュの畑で、5つのリュー・ディに分散しており、そのうちの 1 区画はファロンの自宅に隣接しています。ブドウの樹齢は4つの区画が平均60年。残りの1つは樹齢98年の超古木の区画です。ドメーヌでは、厳選したブドウのみを使い、オザンヌの醸造に使わないブドウは、全て地元の組合に売却しています。


❦ 畑

栽培はリュット・レゾネですが、殺虫剤などは一切使用しておらず、ビオロジックで認められた手法を導入しています。しかし、ビオロジックの認証は受けておらず、あえて名乗ってもいません。


❦ 醸造

醸造は樽発酵・樽熟成で、マロ発酵は自然に行います。樽は400リットルもしくは228リットルの樽を使用。新樽の比率は約20%。発酵期間を含めて7ヶ月間樽で熟成した後、ボトリングして瓶内2次発酵へ移行。その後、澱と共に熟成させるマチュラシオン・シュール・リーを施します。瓶内2次発酵とマチュラシオン・シュール・リーの期間はトータルで24ヶ月。リザーブワインの比率は25%。生産本数は2,961本。現行ロットは2017 年5月6日デゴルジュマンで、ドザージュはゼロ。
キュヴェ名のオザンヌとは、西暦796年以前のアヴィーズ村の呼称。
ファロンの自宅には醸造設備が揃っていないため、醸造から熟成まで生産工程の全てを、ホテル&レストラン『レ・ザヴィセ』と同じ敷地内にあるアンセルム・セロスのセラーで行っています。