Francis Boulard
フランシス・ブラール
❦ 詳細・歴史
フランシス・ブラールは2010年フランシス・ブラールとその娘デルフィーヌによって設立されたレコルタン・マニピュランで、シャンパーニュ北限とも言える産地に本拠地を構えています。
当主のフランシス・ブラールは設立前までは20年近く兄弟とともに家族経営のレイモン・ブラールで働いていました。
農薬全盛期にヴィニュロンとしての人生の大半を過ごしましたが、90年代に入って農薬はワインに悪影響を及ぼすということに気がついた事から変革が必要だと考えるようになります。丁度その頃知人からビオディナミ栽培の勧めを受けていたので試しにとビオディナミ栽培を一部の区画で実験的に導入すると明らかに品質が向上。より表現力に富んだシャンパーニュが生産されるようになりました。
その為ドメーヌの所有する区画を全てビオディナミに転換しようと考えましたが家族からの反対に合った為断念。その代わりに3haの畑を伴って独立することになりました。
まだ独立して間もないドメーヌですが、表現力に富んだ高品質なシャンパーニュは評価誌の評価も高く、既に市場で強い人気を誇っています。
❦ 畑
所有する畑の大部分をラ・プティット・モンターニュ・ド・ランスと呼ばれる地域に所有しており、土壌は砂の多い珪質石灰。
畑はビオディナミに寄る栽培でいくつかの畑はエコセール認証も取得しています。
❦ 醸造
品種、区画ごとに樽発酵、樽熟成を行います。新樽は使用せず5〜12年使用した228Lからフードルまで5種類の樽を使い分けて使用。