Huré Frères
ユレ・フレール
❦ 詳細・歴史
ユレ・フレールはモンターニュ・ド・ランス、リュード村に本拠地を構える家族経営のネゴシアン・マニピュランで近年注目を集めている期待の若手。
先代ラウルが1970年代兄弟とともに家族のビジネスを引き継ぎますが、父の残した畑を兄弟で分割しその兄弟からブドウを買うように書類上仕上げているため記載上はネゴシアン・マニピュランですが実質的にはレコルタン・マニピュランです。
ラウルの後を継いだ息子フランソワはディジョン大学を卒業後、オスピス・ド・ボーヌ、ドメーヌ・ド・モンティーユ、シャプティエ、またオーストラリアやニュージー・ランドといったニューワールドで経験を積んだ新世代生産者で既存のシャンパーニュの生産方式にニューワールドの自由な発想を取り込みます。栽培はビオディナミを含む有機的なアプローチに変換。
今日ではフランスで人気のワイン専門誌ルヴュ・ド・ヴァン・ド・フランスやイギリスの著名ワイン評論家ジャンシス・ロビンソンに取り上げられるなど注目を集めています。
❦ 畑
本拠地であるリュードの他、ヴィルドマンジュなどに合わせて10haを所有。
2000年より環境に配慮した有機栽培が行われていますが、同時に一部の区画ではビオディナミも取り入れられています。
❦ 醸造
ブドウの個性、テロワールの個性を残す為に区画ごとに醸造。ワイン造りを行い始めた頃からソレラシステムによりリザーヴワインを保管。スタンダード・キュヴェにもこのリザーヴワインを使用している贅沢な造りです。