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Alfred Gratien

アルフレッド・グラシアン

アルフレッド・グラシアンの写真1 アルフレッド・グラシアンの写真2 アルフレッド・グラシアンの写真3
URL www.alfredgratien.com/
設立 1846年
本拠地 Epernay(エペルネイ)
当主 Henkell&Co. Sektkellerei KG(ヘンケル&カンパニー・ゼクトケラライKG)
畑の総面積 2ha


❦ 詳細・歴史

アルフレッド・グラシアンはエペルネイ村に本拠地を置く伝統的な手法を用いた生産を行うネゴシアンで、世界中のレストランにオン・リストされる一流シャンパーニュ・メゾンの1つに挙げられます。

1846年創業のアルフレッド・グラシアンは1905年にガストン・ジェシェがセラー・マスターに就任して以来、ジェシェ家が代々その重要なポストを受け継いでいます。現在のセラー・マスターは5代目(ジェシェ家としては4代目)ニコラ・ジェジェで、ニコラ・ジェシェは4代目であり父親であるジャン・ピエールの元で17年仕事を学んだ後2007年にセラー・マスターに就任しました。

現在アルフレッド・グラシアンはロワールのグラシアン&メイヤーと共にドイツの大手ゼクト製造会社ヘンケル&カンパニー・ゼクトケラライKGに買収されていますが、幸い投資を目的とした買収であり製造方法やその品質に影響はなく従来の製造課程がそのまま行われています。この投資は主に効率と生産本数に関わるもので、この投資により新しいシステムが導入され年間10万本から30万本に拡大。最終的には40万本の生産を目指しています。
アルフレッド・グラシアンはクリュッグやボランジェのように樽発酵、樽熟成を行うスタイルで、古樽を使用して熟成させることでゆっくりと酸化を行うことでワインに円熟さを与えると共にマロラクティック発酵、バトナージュを行わない事からフレッシュな味わいも楽しめるシャンパーニュで熟成にも耐えられます。


❦ 畑

2haの畑を所有していますが、それ以外に65の栽培農家との長期契約を結んでおり、畑は自社、依託合わせて57haに上ります。
主な契約農家はヴァレ・ド・ラ・マルヌとコート・デ・ブランに位置しています。


❦ 醸造

シャブリ地区の生産者から3年〜5年使用したオーク樽で栽培農家ごとにブドウを分けて発酵。スティル・ワインが完成するとニコラ・ジェシェは栽培農家を呼び、ともにテイスティングを行います。これにより栽培農家の間にライバル意識を呼び起こし高品質なブドウを確保しています。
その後は約6ヶ月間シュール・リー状態で樽の中で寝かせ、その際にマロラクティック発酵やバトナージュは行いません。
リザーヴ・ワインは過度な酸化を避ける為に毎年変更されます。リザーヴ・ワインは常にベース・ワインの一年前のものが使われますが、デコルジュの際に添加するリキュールは5年〜6年のリザーヴ・ワインが使用されています。ドサージュは8〜10g。