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Benoît Déhu

ブノワ・デウ

ブノワ・デウの写真1 ブノワ・デウの写真2 ブノワ・デウの写真3
URL
設立 2011年
本拠地 Fossoy(フォソワ)
当主 Benoît Déhu(ブノワ・デウ)
畑の総面積 2ha


❦ 詳細・歴史

ブノワ・デウはヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区西端フォソワ村に本拠地を構えるソシエテ・ド・レコルタン、デウ・ペール・エ・フィスの当主ブノワ・デウの独自ブランド。
ブノワ・デウは7世代続く栽培農家の出身で、実家のワイナリーは1980年代よりデウ・ペール・エ・フィスとしてシャンパーニュをリリースしています。
シャンパーニュ・メゾン・ボランジェで4年以上働いた後、2000年に実家に戻ったブノワは有機栽培及びビオディナミ栽培へと変換し品質の向上に努めると満を持して2011年に自らのブランド、ブノワ・デウをスタート。
ブノワ・デウではビオディナミと樽発酵、樽熟成によって生み出される単一品種、単一区画、単一ヴィンテージにフォーカスした職人的なシャンパーニュを生産。
1.7haの単一区画で栽培されるピノ・ムニエから造られる年産3000本程度のシャンパーニュは、2011年ヴィンテージがファースト・リリースのものの2014年にヴィノスのアントニオ・ガローニに”その年で最も衝撃を受けたシャンパーニュの一つ”として取り上げられると一躍注目を集め、その生産量の少なさからフランス本国でも入手困難なシャンパーニュの一つに数えられるようになります。
2013年に新たにピノ・ノワール、ピノ・ムニエが栽培されている区画レ・シャイヨを取得。今後リリースされる予定ですが、現在はリュ・デ・ノワイエの区画で作られるシャンパーニュ、コトー・シャンプノワの赤白のみリリースされています。(過去に一度la Pythieというタイユのみを用いて作られたものもリリースされています。)


❦ 畑

デウ・ペール・エ・フィスは13haを所有していますが、ブノワ・デウはそのうちヴァレ・ド・ラ・マルヌ西端フォソワ村の南側の丘頂上に位置する南東向きの区画ラ・リュ・デ・ノワイエ1.7haとその下部にあるレ・シャイヨ0.23haを使用。ピノ・ムニエと少量のピノ・ノワールが栽培されています。
畑は環境へ配慮し有機栽培、ビオディナミ栽培が導入されており、2014年には有機栽培の認証を取得。今日ではビオディナミ栽培による管理が行われていますが、まだ認証は取得していません。


❦ 醸造

2016年に納屋の最上階に温度管理のしてあるセラーを新設しました。またデウ・ペール・エ・フィスで使用しているプレスとは異なる2000kgのプレスを導入。ステンレス・タンクはセトリング用とリザーヴ・ワインの保存用のみ使用し、残りはブルゴーニュ樽、フードル、ボルドー樽を使用。
家族の森にあるオークの木から造られたデヒュの名前の入りの樽も使用することでさらに地域と調和を目指しています。

醸造に関しては樽発酵、樽熟成、ノン・マロ、SO2は最小限と近代的な作りが導入されています。