René Geoffroy
ルネ・ジョフロワ
❦ 詳細・歴史
ルネ・ジョフロワ(ジョフロワ)はヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区アイ村に本拠地を構える家族経営のレコルタン・マニピュラン。栽培農家としてのルーツは17世紀まで遡ることができ、長い間収穫されたブドウは大手メゾンへと売却が行われていました。
1950年代、先々代ロジェ・ジョフロワの頃に自社詰めをスタート。シャンパーニュ・ロジェ・ジョフロワとしてリリースされるようになると、1970年代に入ってすべてのブドウを自社詰めへと変更します。
先代の頃にルネ・ジョフロワへと名義を変更。2008年には生産量の拡大を見越し、長い間在住していたキュミエールを離れ、アイへと移りジョフロワの名前に変更します。
名前、拠点は変わったものの所有する畑はキュミエール近郊のまま、現当主ジャン・バティスト・ジョフロワの元家族の伝統を重んじたシャンパーニュを生産。キュミエールNo.1生産者だった実力そのままにアイ村で高品質なシャンパーニュを生み出す生産者として人気を博しています。
❦ 畑
キュミエール、オーヴィレ、ダムリー、フルーリー・ラ・リヴィエールに合わせて14haを所有。平均樹齢は20年ほどのものの最も古いブドウは1926年に植樹されており、作付け比率はピノ・ノワール42%、ピノ・ムニエ34%、シャルドネ21%となっています。栽培は除草剤を使用しない持続可能性を重視したリュット・レゾネ。
❦ 醸造
収穫前にサンプルをピッキングし、区画ごとに最適な収穫日を設定。収穫したブドウは選果され、アイ村のセラーでプレス。その後、区画の個性に合わせて様々なサイズのタンクや樽に移されます。フレッシュさを残すためにマロラクティック発酵は行わず、最後にテイスティングを行い、ブレンドを決定。アイテムに応じて3〜8年の瓶熟を行います。