Yves Ruffin
イヴ・ルファン
❦ 詳細・歴史
イヴ・ルファンはヴァレ・ド・ラ・マルヌ、アヴネ=ヴァル・ドールに本拠地を構える家族経営の小さなレコルタン・マニピュラン。
1971年父親の跡を継いだティエリー・ルファンは周囲の栽培農家とは真逆とも言えるビオロジー栽培へと転換、シャンパーニュで最初にビオロジー栽培をスタートさせました。日本ではビオ・シャンパーニュの先駆けとして知られるボーフォールやジャック・セロスのアンセルム、エグリ・ウーリエのフランシス・エグリなど数多の生産者がビオロジー栽培の手法を学びにティエリー・ルファンの元を訪れるなどシャンパーニュの地においても大きな尊敬を集める生産者でしたが2008年に他界。今日では妻シルヴィー・ルファンによって夫の手法を受け継ぎシャンパーニュ造りが行われています。
所有面積が3ha、最大でも総生産量が2万本と非常に少ない為なかなかお目にかかれませんが、ワインのピュアな果実味を引き出す高級なアカシア樽やオーク樽を贅沢に発酵、醸造に用い、スタンダード・キュヴェでも最低5年瓶熟を経てからリリースされるシャンパーニュはフランス国内で高い人気を誇っています。
❦ 畑
アヴネ・ヴァル・ドールとトジエールに合わせて3haの畑を所有。シャルドネ60%、ピノ・ノワール40%の比率で、1971年以来一切農薬、殺虫剤を使用していない有機栽培による管理が行われており、エコセール認証を取得しています。
❦ 醸造
アカシア、オーク樽を用いて発酵、熟成を行った後キュヴェごとに瓶熟させてデコルジュ。ドザージュは4〜6g/L。