Jscques Lassaigne
ジャック・ラセーニュ
❦ 詳細・歴史
シャンパーニュ地方南部、オーブ県のトロワに近いモングー村は、大手メゾンも注目するシャルドネの名産地。ジャック・ラセーニュの生みの親、現当主の父ジャック・ラセーニュの生まれ故郷であるこの村の恵まれた立地条件を持つ土地に惹かれ、「ここなら素晴らしいワインができるはず」と兄弟4人でブドウの植樹からと、1964年にゼロからスタートさせた家族経営の小さなシャンパーニュ・メゾン。
父ジャック・ラセーニュが設立したメゾンを息子エマニュエルが1999年に引き継いでいる。父ジャックの時代から化学薬品は極力避けてきたが、エマニュエルはさらに一歩進み、ビオジロック農法に転換。自生酵母による自然発酵、亜硫酸の添加は最小限、無濾過、無清澄と、ナチュラルな造りにこだわる。モングーのシャルドネは熟度が高く、11度以上に容易に上がる。従って、ティラージュ時の糖分添加を抑え、炭酸ガスは5気圧程度。手作業でのデゴルジュマン後、ドザージュはなし。クリーミーでバランスの取れたブラン・ド・ブランを生む。
❦ 畑
第2のコート・デ・ブランと呼ばれ、9000万年前に海底が隆起した白亜質の土壌
「ジャック・ラセーニュ」の大きな特徴は、コート・デ・ブラン地区と同じく、シャルドネの栽培に適した白亜質の土壌であるということ。その地質年代はコート・デ・ブラン地区よりも1500万年も古く、9000万年前に海底が隆起した、クレ(白亜質)からなる標高260mの丘にある。モングー村のブドウ畑はおよそ215haで、約90%はシャルドネで占められている。コート・デ・ブラン地区よりも南に位置するため、ブドウの糖度は高くなる。この白亜質の土壌はコート・デ・ブランから南側で一旦地中深く沈み込み、まるで離れ小島のようにモングー村周辺で再度地表に現れる。そのために、村の85%はシャルドネが植えられており、「第2のコート・デ・ブラン」と呼ばれている。
❦ 醸造
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