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Domaine Comte Abbatucci

ドメーヌ・コント・アバトゥッチ

ドメーヌ・コント・アバトゥッチの写真1 ドメーヌ・コント・アバトゥッチの写真2 ドメーヌ・コント・アバトゥッチの写真3
URL http://domaine-abbatucci.com
設立
本拠地 Casalabriva(カサラブリヴァ)
当主 Jean Charles Abbatucci(ジャン・シャルル・アバトゥッチ)
畑の総面積 23ha
資料提供 TERRAVERT


❦ 詳細・歴史

アジャクシオから25キロ南、カサラブリヴァという小さな村にあるドメーヌ・コント・アバトゥッチ。
フランス革命の立役者として知られ、ナポレオンと共に活躍した「シャルル・アバトゥッチ」を祖先に持つ、コルシカの英雄が「アバトゥッチ家」。
今も、アジャクシオの街には「アバトゥッチ」の名が付けられた道路、公園が残っている。今もコルシカで最も重要な一族です。

『アバトゥッチ家のもう1つの功績が60年代にアントワンヌ・アバトゥッチが農業協議会の会長に就任し、コルシカ独自の農作物の保全に務めた事』
コルシカ独自の品種や栽培の絶滅を危惧し、各地で固有品種の保全を訴えるが、生産性重視の現代化に押され、徐々に廃れていった。
19世紀に入るとアバトゥッチ家はアジャクシオの南、タラヴォ丘陵を開墾し、自らコルシカの固有品種を中心にワイン造りを開始する。
『アントワンヌは各地の荒廃していく畑の枝を切り、自分の畑に接木して固有品種を保存、増やしていった。その品種は今も残されている』
今では観光業が主流のアジャクシオ。周辺の畑は、厳しい自然環境の為に、ほとんどが放棄され、荒廃し、今では残っていない。
『18種類のコルシカ固有品種をアントワンヌが保護し、息子で現当主ジャン・シャルルが引継ぎ、固有品種を活かしたワイン造りを再開した』

1992年に現当主「ジャン・シャルル」が父親から引継ぎ、古樹のマッサルセレクションを開始。更に、2000年から全ての畑でビオディナミを導入。
『基本的に耕作は馬と人の手で行い、トラクターは畑に入れない。畑の移動は軽量の電動バギー。醸造所の電気は自家発電に切り替えた』
畑ではボルドー液も含め、農薬は一切使用されない。肥料も自家製で3年間熟成させたものを使用。電動バギーで排気ガスさえもない。

伝統的農業が無くなっていく現代で、コルシカの文化でもあり、独自性である固有品種を残していくことこそが生産者としてやるべき事だと考える。
『2012年からはINAOの規定には合わせず、固有品種でワインを造り、全てヴァン・ド・フランスとしてリリースすることを決めた』
コルシカにしかできないワインを造ることが最も重要で、世界で1番のワインを造る事が重要なのではないというのが彼の考え方。
『現在、90種類のコルシカ固有品種とコルシカのテロワールに合うだろう品種を試験的に育てている。コルシカの可能性を殺してはいけない』


❦ 畑

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❦ 醸造

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