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Domaine Courbet

ドメーヌ・クールベ

ドメーヌ・クールベの写真1 ドメーヌ・クールベの写真2 ドメーヌ・クールベの写真3
URL
設立
本拠地 Nevy-sur-Seille(ヌヴィー・シュル・セイユ)
当主 Damien Courbet(ダミアン・クールベ)
畑の総面積 9ha
資料提供 Firadis


❦ 詳細・歴史

ドメーヌ・クールベはシャトー・シャロンから東に約2km, ヌヴィー・シュル・セイユの小さな村にワイナリーを構え、9haある所有畑はシャトー・シャロンとコート・ド・ジュラに広がっている。
現当主、5代目となるダミアンは、フランソワ・ルーセット・マルタンやマキシム・グライヨたちとブルゴーニュのディジョンで醸造を勉強し、その後、カリフォルニアのオー・ボン・クリマ、アルザスのツィント・フンブレヒト、マコンのオリヴィエ・メルランで研鑽を積み、2003年から両親のドメーヌに参加、2011年から当主としてワイナリーを率いている。

ダミアンが戻った翌年、2004年から一部の区画でビオディナミ栽培を開始し2014年には完全に移行、認証を取得した2016年からはメゾン・ピエール・オヴェルノワやフィリップ・ボールナールなども所属するジュラのオーガニック生産者の団体、ル・ネ・ダン・ル・ヴェール(Le Nez Dans Le Vert)にも加盟している。

「ワインは常に喜びであって、そのために私たちは一生懸命働き、同時にこの仕事を楽しんでいる」そう語るダミアンは土壌・植物・環境に最大限配慮した栽培を心掛け、ほとんどの時間を畑で過ごす。
収穫は全て手作業で行い、空気圧式プレスで圧搾。ブドウのキャラクターを最大限に表現するため、品種ごとに容器を使い分け天然酵母でアルコール発酵を行う。使用しているバリックのほとんどがあのムルソーのコシュ・デュリからのおさがりというのも驚きだ。
ダミアンがオリヴィエ・メルランで働いていた1998年に収穫の手助けに来たラファエル・コシュと仲良くなって以来関係が続いており、2005年頃から毎年お下がりの樽を譲り受けている。2016年からはSO2も必要最小限にとどめている。

「シャトー・シャロンに畑を持っているので、ウイヤージュ(補酒)しない伝統的なサヴァニャンにも注力するが、そこに縛られず質の高いワインを作っていきたい」と話すダミアン。彼の手掛けるワインは産膜酵母下で熟成させるヴァン・ジョーヌスタイルにとどまらず、シャルドネを中心に補酒を行い、新樽で熟成させるモダンなスタイルも取り入れている。
ビオディナミ栽培、天然酵母の使用、最小限のSO2、補酒ありのフレッシュなスタイル。

ドメーヌ・クールベのワインを通し、ジュラの新しいトレンドが見えてくる。ワイン・アドヴォケイト誌では「注目すべきニューフェイス、素晴らしい発見だ」という賞賛を受けており、世界の注目が集まるジュラの次世代を牽引していくニューフェイスとして、今後ますます入手困難になることが予想される。


❦ 畑

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❦ 醸造

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