Domaine Pierre Overnoy & Emmanuel Houillon
ドメーヌ・ピエール・オヴェルノワ & エマニュエル・ウイヨン
URL |
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設立 |
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本拠地 |
Pupillin(プピヤン) |
当主 |
Pierre Overnoy(ピエール・オヴェルノワ) |
畑の総面積 |
6.5ha |
資料提供 |
Le Vin Nature, 野村ユニソン |
❦ 詳細・歴史
メゾン・ピエール・オヴェルノワは、ジュラのピュピヤンの約6.5ヘクタールの畑を所有しています。ピエール・オヴェル ノワ氏が1970年代にワイン生産に取り組み始めていらい、常に有機栽培を行っています。醸造においても、SO2使 用せず、自然酵母のみでワインを生産していることで知られています。現在は、長年オヴェルノワ氏と共に働いてきた エマニュエル・ウイヨン氏が栽培、醸造に当たっています。
❦ 畑
ブドウの栽培に関しては、まず、樹の畝間を極力狭くすることで、地中にブドウの根が伸びていくように仕向けてい ます。除草剤ではなく土壌を耕すことで、地表近くの根を切るようにしています。除草剤を使わないことは、自然酵母 を失わないことを意味します。ブドウの病気などにはボルドー液などを使用し、やはり自然酵母を失わないように心が けています。6.5ヘクタールの畑の内訳は、プルサール2.5ha、シャルドネ2ha、サヴァニャン2ha。収穫は手摘みです。
❦ 醸造
自然酵母に発酵をゆだね、二酸化硫黄や醸造に用いられる添加物を使用せずに醸造することで知られています。 これができるのは、まず栽培で健全なブドウを生育しているからです。特に酸度と天然酵母の存在が重要といいま す。二酸化硫黄については、ワインに個性と複雑味を与える貴重な天然酵母を殺してしまうことを避けるために使用 していません。また、瓶詰時も二酸化硫黄は無添加、また濾過や清澄もしていません。したがって、澱や酒石酸の結 晶などが生じていることもあります。
二酸化硫黄を添加しておらず、濾過や成長もしていないワインですので、保管には注意が必要です。日が当たら ず、温度変化の少ない15度以下のコンディションでの保管をお勧めします。
また、極力酸化を防ぐ醸造をしているため、抜栓時は還元していることが多々あります。できることであれば、飲む数 時間前に抜栓し、カラフェしておくことをお勧めします。ただ、一度抜栓してからの日持ちは長く、数日間は品質が劣 化しないケースが多いです。数日に渡って、味わいの変化を楽しめるかと思います。