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Château de Nouvelles

シャトー・ド・ヌーヴェル

シャトー・ド・ヌーヴェルの写真1 シャトー・ド・ヌーヴェルの写真2 シャトー・ド・ヌーヴェルの写真3
URL https://www.chateaudenouvelles.fr/
設立
本拠地 Tuchan(テュシャン)
当主 Jean Daurat-Fort et Jean Rémy(ジャン・ドラ=フォール & ジャン=レミー)
畑の総面積 41ha
資料提供 IZUMI TRADING


❦ 詳細・歴史

ドメーヌはアルビジョワ十字軍によって崩壊した12世紀の封建社会の時代のあるシャトーの敷地に位置する。
14世紀アヴィニョンの3代目教皇ジャック・フルニエ・ド・ノヴェリが所有していたシャトーで、彼の名をシャトー名に引用し、1834年に設立された家族経営のドメーヌ。
現在は3代目のジャン・ドラ=フォールと4代目にあたる息子のジャン=レミーの2人で運営をしている。ジャンの妻も管理を一部手掛けている。雇用者は3人で、うち2人は栽培家、1人はセラー・マスターである。この他に農期の7ヶ月は4人、収穫期の20日間は15人を雇用している。
現在60歳のジャンは醸造学を学んだあと、1972年から運営に携わっている。ジャン=レミーはブドウ栽培とワイン醸造、ワイン商取引の免状を取得している。醸造を仕切るのは全てジャンである。
ドメーヌのワインはナルボンヌの1ッ星レストランLa Table de Saint Crescentラ・ターブル・ド・サン・クレサン、カルカッソンヌの1ッ星レストランDomaine d’Auriacドメーヌ・ドーリャック、他ガイドに載っている多数のレストラン、またパリの20数件のレストランで取り扱われている。


❦ 畑

栽培面積は41ha、リュット・レゾネで栽培している。防除処置はシステマティックではなく、愚鈍的でもなく、必要なことのみを行っている。肥料は魚または野菜の種子や果物の搾りかすから造るグアノ(人造肥料)や、羊や鶏の糞をベースにした有機肥料を使用している。
支柱に固定された30haの畑(つまりゴブレ式で剪定されたブドウ樹以外のブドウ樹)は、年4回耕耘を行う。元々は畝を除草してきたが、現在では耕耘機を導入したため、除草剤を使わずに耕耘することができるようになった。古樹のブドウ樹はゴブレ式で剪定され、密集して栽培されているため、古い畑は畝全体の栽培に違いがあり、全てを耕耘することが不可能である。このため一部は耕耘を行い、畝を除草している。

ドメーヌでは収量を抑制するのは剪定であると考えている。このため、最も古いブドウ樹はゴブレ式で厳格に剪定し、1株に残す芽は10~12個である。剪定がギヨ・サンプルのブドウ樹は短い枝に最大6つの芽を残し、もう1本の枝を翌年のために残しておく。  コルドン・ロヤは枝を6本残し、各1つずつ芽を残す。 摘芽はもしその年があまりにも豊饒すぎたときに施す。支柱に固定したブドウ樹については、摘枝をするのはわずかで、枝の先端を30cm切る。こうすることによって1~1.2メートルの(光合成を行うための)葉の表面積が得られる。ドメーヌではグリーンハーヴェストは甘すぎた剪定を修正するための作業で、厳格な剪定のもとでは問題は起こらないと考えている。
また下草は、特に収量を抑制するために生やしている。収穫時に残っている房の数は、グルナッシュとカリニャンが1株当たり6-8房、シラーが1株当たり8-10房である。
収穫は手摘みで行い、畑で選果を行ったあと、さらに醸造所でベルトコンベア式の選果台を使用して質の悪いブドウを取り除き、完璧なブドウのみを厳選する。


❦ 醸造

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