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les Vignes Oubliées

レ・ヴィーニュ・ウブリエ

レ・ヴィーニュ・ウブリエの写真1 レ・ヴィーニュ・ウブリエの写真2 レ・ヴィーニュ・ウブリエの写真3
URL http://lesvignesoubliees.com/
設立 2009年
本拠地 Saint Jean-de-la-Blaquière(サン=ジャン=ド=ラ=ブラキエール)
当主 Jean Baptiste Granier(ジャン=バプティスト・グラニエ)
畑の総面積


❦ 詳細・歴史

レ・ヴィーニュ・ウブリエ(忘れられたブドウ畑の意味)はラングドックを代表するドメーヌ、マス・ジュリアンのオリヴィエ・ジュリアンとジャン・バプティスト・グラニエによって2009年に立ち上げられたプロジェクト。

ジャン・バプティスト・グラニエはワイナリーに生まれ、父、祖父のワイン造りへの情熱的な姿を見続けてきたことから若くしてワイン造りに目覚めます。2人からワイン造りは自然の声を効くことが重要だと力説されるうちに自らのワイナリーを持ち、自然な栽培、醸造でワイン造りを行うことを志したジャン・バプティスト・グラニエは2007年に農業工学士の資格を取得する為にマス・ジュリアンで研修。マス・ジュリアンの当主オリヴィエ・ジュリアンはラングドックのテロワールに精通しており、時折ジャン・バプティストを連れて様々な畑を尋ねました。そんな折に出会ったのがサン・プリヴァ村にある優れた畑。
その畑のブドウは協同組合に卸されていましたが、古樹のブドウが栽培されており、作業量に対して収量が高くないため大量生産を行う協同組合に供給するには向かず、廃棄される可能性がありました。しかし優れたテロワールに育つ古樹のブドウのポテンシャルに衝撃を受けた二人はこの畑を持つ栽培農家の人たちを説得し、ブドウの供給を依頼します。

そんな畑の経緯もあり、レ・ヴィーニュ・ウブリエ(忘れられたブドウ畑)と名付けられたこのプロジェクトは2009年に正式にスタート。ファースト・ヴィンテージからレストランなどから注文が殺到します。
ジャン・バプティストが醸造においても一人前になったと感じたオリヴィエ・ジュリアンは2011年にプロジェクトから離れ、ジャン・バプティスト・グラニエが一人で醸造を行っていますが、オリヴィエがいた頃から変わらず高品質なワインを生み出しており、ベタンヌ&ドゥソーヴでは3ツ星、メイユール・ヴァンでも既に掲載されているラングドックの新星の一人として注目されています。


❦ 畑

テラス・デュ・ラルザック、サン・プリヴァ村にある9.3haの畑を所有する栽培農家と契約していますが、ビオロジー栽培によって管理されておりジャン・バプティスト自身も栽培に携わっています。砂岩、片岩、粘土石灰の混じる土壌で、ブドウの平均樹齢は45年以上。
サン・プリヴァは標高350mとこの地方でも標高が高く、ラングドックらしいスケール感とラルザックらしい冷涼感を兼ね備えており、シルクのような繊細なタンニンとフレッシュ感を持ったワインが生み出されます。


❦ 醸造

赤ワインは手摘みで収穫時とセラーの2回に分けて選果。一部除梗し、温度管理をしながら発酵。バリックとドゥミ・ミュイを併用して12ヶ月熟成。新樽率はヴィンテージに応じて低めに設定されています。

白ワインは手摘みで収穫時とセラーの2回に分けて選果。空気圧式プレスを用いて圧搾後温度管理をしながら発酵。かつてはブルゴーニュ樽を用いていましたが現在は不明。