Mas des Agrunelles
マス・デ・ザグルネル
❦ 詳細・歴史
マス・ニコ(Mas Nicot)とマス・デ・ザグルネル(Mas des Agrunelles)は、ステファニー・ポンソンさんとフレデリック・ポロさん夫婦が 運営しています。マス・ニコは、17世紀からステファニー・ポンソンさんの家族(ニコ家)が所有してきました。1980年代から15ヘク タールのブドウ畑で本格的にワイン生産を開始し、1998年からリュット・レゾネ(減農薬農法)、2007年から有機農法に移行してい ます。
一方、マス・デ・ザグネルは、ステファニーさんとフレデリックさんが夫婦で立ち上げた蔵元です。前述したように、ステファニーさ んは、元々ワインを生産してきた家庭の出身ですが、フレデリックさんは、ワインとは全く関係ない家庭に育ちました。モトクロスバ イクの競技者を夢見ていた彼ですが、18歳の時に事故を起こし、結果として車椅子を使っての生活をおくらざるえなくなりました。 その後、彼の姉が行っているレストランのワインリストを担当するうちに、ワインに興味を持ち、ワイン生産者になることを決心。モ ンペリエの農業学校で醸造を学び、Argelliers(アージュリエ)でDomaine la Mareleを2000年に起こしました。
2人は、それぞれのドメーヌを継続する一方で、2人で友人や家族で楽しめるワインを作ることを目的に、マス・デ・ザグネルを起 こしました
マス・デ・ザグルネルは、ラングドックでも涼しい地域であるArgelliersとMurlesに位置しています。現在、ビオロジックとビオディナミにのっとって25ha弱のブドウ畑を耕作しています。 添付の気候地図をみると分かるように、ブドウ畑は特に涼しい場所にあります。Fという水色のラインに挟まれている エリアに畑は位置していますが、このエリアはWinkler indexでは涼しいゾーンにあたります(10度を超える日が1350 ~1450時間)。この気候帯は、ラングドックの協同組合の大量生産的な発想では、決してブドウ畑にふさわしいと思 われる土地ではなく、羊の放牧や木炭の製造に適した土地とみなされてきました。厳しい気候は高い収穫量には適さ ないからです。 この気候条件と石灰土壌が、逆に、マス・デ・ザグルネルの栽培方法と人的介入を行わない醸造方法に良く合い、結 果としてアルコールが高すぎずに飲みやすいワインを生産することを可能にしているということです。
❦ 畑
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❦ 醸造
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