LINEで送る

Château d'Esclans

シャトー・デスクラン

シャトー・デスクランの写真1 シャトー・デスクランの写真2 シャトー・デスクランの写真3
URL esclans.com/
設立
本拠地 La Motte en Provence(ラ・モット・アン・プロヴァンス)
当主 Sacha Lichine(サシャ・リシーヌ)
畑の総面積 44ha


❦ 詳細・歴史

シャトー・デスクランは2006年サシャ・リシーヌによって購入され、その品質の高さから一躍有名になったワイナリーです。サシャ・リシーヌはワイン商、ワインライターとして名を馳せていたアレクシス・リシーヌの息子で、1999年に所有していたボルドーのメドック格付け4級シャトーであるプリューレ・リシーヌを売却し、2006年に投資家グループとともにこの歴史有るシャトーを購入しました。
サシャ・リシーヌは最高品質かつ高価なロゼを造る事によってワイン業界を驚かせる事を決意。醸造責任者にはシャトー・ムートン・ロートシルトで27年間最高醸造責任者を務めたパトリック・レオンを招集します。パトリック・レオンはシャトー・ムートンにいる間、ムートンの他にもダルマイヤック、オーパス・ワン、アルマヴィーヴァなど錚々たるワイン造にも関わっていた名醸造家です。
サシャ・リシーヌ、パトリック・レオンの2人のタッグによって生み出されたシャトー・デスクランのロゼは瞬く間に話題沸騰。ワイン評論家のジャンシス・ロビンソンはその記事の中で“革新的なロゼ”“このワインによって全てのロゼ・ワインの品質を引き上げた”と語っている他、様々なワイン評論家からロゼとは思えないような高得点を毎年のように獲得しています。
造っているアイテムは全部で6つ。ロゼが4アイテムで赤白が1アイテムずつとやはりロゼに力を入れている事が分かりますが、赤も白も評価は高く全てのワインで高品質なものが造られています。
シャトー・デスクランの誇るロゼのスペシャル・キュヴェ、ガリュスは世界最高峰かつ最も高価なロゼ・ワインの1つに挙げられます。


❦ 畑

シャトー・デスクランはプロヴァンス・ロゼの生産が主要なヴァール県の中心に位置。所有面積は全部で267haですがそのうち44haでブドウ栽培が行われています。

シャトー・デスクランの収穫は暖かい日中を避け、夜明けから正午の間に行われています。選別を行いながら収穫し、ブドウが潰れ酸化するのを防ぐ為に小さなカゴに入れられています。ネゴシアン・ビジネスであるカーヴ・デスクランで造られるウィスパリング・エンジェルは手摘みと機械摘みを併用して行っています。


❦ 醸造

セラーに到着後、手作業で選果後、光学選果されます。ブドウは全て除梗。偉大なワインになるブドウかどうか光学機械によって検証を行なっている為、形状、サイズ、色を含め、ワイン・メーカーが決定した正しいブドウの特徴に酷似したブドウのみが使用されています。

ブドウはその後、熱交換器に送られ最大29℃になるブドウを7〜8℃まで下げ、優しくプレス。プレス後のフリー・ラン・ジュースのクオリティに応じてワイン・メーカーは樽発酵、ステンレス発酵どちらを行うか決定します。

研究室でのテストや分析は醸造過程全体を通じて行われています。ブレンドに関しての監督はサシャ・リシーヌ、パトリック・レオン両氏によって行います。