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Domaine Fanny et Yoan Cavagna

ドメーヌ・ファニー・エ・ヨアン・カヴァニャ

ドメーヌ・ファニー・エ・ヨアン・カヴァニャの写真1 ドメーヌ・ファニー・エ・ヨアン・カヴァニャの写真2 ドメーヌ・ファニー・エ・ヨアン・カヴァニャの写真3
URL https://www.vins-cavagna.com
設立 2013年
本拠地 ()
当主 Fanny & Yoan Cavagna(ファニー&ヨアン・カヴァニャ)
畑の総面積
資料提供 VIN CROSS


❦ 詳細・歴史

ファニーとヨアン夫妻二人でワイン造りと販売を行っている。
夫のヨアンは、工作、接木、下草の刈り取り、病気の予防のための作業、醸造などを行い、冬場にはスキーのインストラクターの仕事もしている。
一方、妻のファニーは冬の間の仕事を請け負い、春先の霜草の刈り取りなども手伝い、販売や事務系の仕事もこなす。
もともと夫妻はスポーツ関係の仕事に就いていたのだが、突然ワイン造りに目覚め、サヴォアのワイナリーで経験を積んだ後、2013年に1.5haのオーガニック栽培の土地を借りてワイン造りを開始した。
2012年と2015年生まれの小さな子供がいたので、オーガニックは必須条件だった。
その後2016年には3haの畑を持つ。
栽培しているブドウはサヴォアの地場品種である、ジャケール、ガメイ、モンドゥーズ。2016年の総生産数は1万3千本。テロワールを尊重し、洗練された本物のナチュラルワインを造ることを目指してきた。
そして2015年、AOC Savoie ではなく、Vin de France でリリース。その理由は、伝統的なサヴォアワインとは異なるヴィジョン、味わいを示したかったのと、本気でオーガニックワイン造りに取り組みたかったこともあり、その妨げになるような仕様書に縛られたくなかったという。


❦ 畑

テロワールと環境を重要視しており、生物多様性を守ることを目指して農作業を行っている。
2013年から認証がある畑を借りており、その後拡張した畑も転換中。畑を耕して掘り起こし土寄せをして、柔らかく空気の含んだ土壌を作る。
耕作機械にはあまり頼らずに、手作業を増やすことでブドウ樹の様子が手に取るようにわかるようになる。
気候によっては銅や硫黄で病気を防ぐが、その使用量もなるべく控えるよう海藻を使用しているが、ゆくゆくは植物の煎じ汁やハーブティーなどを使用したいと考えている。
畑とブドウ樹を守るために、ブドウは手摘みで収穫している。


❦ 醸造

醸造はできるだけシンプルに心がけ、酸と糖のバランスの取れたフルーティーなワイン造りを目指す。ワインは自然に発酵し始めて止まり、シュール・リーで熟成する。
その後、スーティラージュを行い、フィルターをかける。SO2については、すべてのワインに発行開始時と瓶詰め時にごくわずか添加している。