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Domaine Giachino

ドメーヌ・ジャッキーノ

ドメーヌ・ジャッキーノの写真1 ドメーヌ・ジャッキーノの写真2 ドメーヌ・ジャッキーノの写真3
URL http://www.domaine-giachino.fr
設立 1988年
本拠地 Chapareillan(シャパレアン)
当主 Frédéric Giachino(フレデリック・ジャッキーノ)
畑の総面積 10ha
資料提供 Raffine


❦ 詳細・歴史

1988年にフレデリック・ジャッキーノ氏(兄)とダヴィット・ジャッキーノ氏(弟)が祖父の葡萄畑を引き継ぐ形でドメーヌを設立させました。かつては農業をとの兼業で穀物類やナッツ類、果物などを栽培していましたが、ドメーヌの設立とともにワイン造りに専念するようになりました。ドメーヌのあるシャパレアン村の南西にそびえ立つグラニエ山は、1248年に500平方kmにも及ぶ大規模な地滑りが起こりました。その結果、岩だらけであったシャパレアン村の土壌では、岩が除かれ、粘土質や石灰質の土壌が流れ込み、残った岩石と混合した独特な状態となりました。その土壌は、ジャケールで造られるワインにユニークさを与えています。


❦ 畑

10ha(うち5haはジャケール)の畑を所有し、2006年よりビオディナミにて管理しています。サヴォワ独特の品種であるジャケール(熟してもアルコール度数が上がらない独特な葡萄)やペルサン(ピノ・ノワールを連想させる古代品種)、モンドゥーズ(シラーの伯父にあたる晩熟な品種)を積極的に栽培しています。


❦ 醸造

醸造中はSO2を使用しないようにするため極力葡萄に触れないことを主眼に置いています。除梗や破砕などの作業もせず天然酵母で自然に醗酵するのを待ち、澱引きなどは行わずシュールリー状態でタンクにて熟成させています。瓶詰の際に極少量のみSO2を使用します。

❦ スタッフコメント

Domaine Giachino(ドメーヌ・ジャッキーノ)
チャーミングなラベルが印象的なジャッキーノは、サヴォワのビオディナミの生産者です。ジャケール、アルテス、モンドゥーズ、ペルサンなどサヴォワの土着品種を使ってを土地の個性表現したワインを造っています。この生産者のワインは本当に飲み疲れないので、知らず知らずに一本空いてしまいます(あれ、私だけ?)

↑のワイン、マリウス・エ・シモーヌは、ジャケールを古い樽を使って発酵、熟成させたユニークな逸品。ジャケールは酸味がシャープでお味はどちらかというとニュートラルな品種ですが、樽の使用により少しまろやかさが加わり、樽を使った高品質のシャブリのような雰囲気がでています。
香りは、樽から由来するものとジャスミンティーのような香りがありますが、とってつけたような華やかな香りではなくあくまで自然で穏やか。食事とともにぜひ楽しんで頂きたいなーと思います。