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Château Viella

シャトー・ヴィエラ

シャトー・ヴィエラの写真1 シャトー・ヴィエラの写真2 シャトー・ヴィエラの写真3
URL
設立
本拠地 Viella(ヴィエラ)
当主 Alain Bortolussi(アラン・ボルトルッシ)
畑の総面積 25ha
資料提供 出水商事


❦ 詳細・歴史

シャトー・ヴィエラ Chateau Viellaはマディランで3世代続く蔵元。アラン・ブリュモンの下で研鑽を積んだアラン・ボルトルッシ Alain BORTOLUSSIの参画によってここ数年で一躍脚光を浴びている注目ドメーヌだ。区画選抜,最上の樽業者のバリックによる熟成,そして魔法のようなアッサンブラージュ技術をアラン・ブリュモンから習得したボルトルッシの手がけるマディランは極めてモダンで濃厚。そして何よりも抜群のコスト・パフォーマンスを誇る。

 フランスで最も権威ある専門誌『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス』がコスト・パフォーマンスの高いワインを発掘する『LE GUIDE des meilleurs vins a moins de 20 euros=20ユーロ以下の最良ワイン』でも,2008年以降最新の2014年版に至るまで,《マディラン部門》において5度の第1位を獲得,また,2008年版ではベスト4の3つ,2013年版では《パシュラン部門》にも名を連ねるなど,モダン・マディランを牽引する造り手として,注目を集めている。

ドメーヌの起源は,1942年に北イタリア出身のピエール・ボルトルッシ Pierre BORTOLUSSIがこの地でブドウ栽培に着手したことに遡る。ピエールは1952年にシャトー・ヴィエラと恵まれた立地条件を備えた畑を購入し,ドメーヌの基礎を築いた。その後,ピエールの息子であるポール Paul,そして孫のアラン Alainへと受け継がれ,今日に至る。

 現当主のアラン・ボルトルッシは50代半ば。ミクロオキシジェナシオンの装置を開発した著名なマディランの生産者パトリック・デュクルノー,そしてアラン・ブリュモンの下で研鑽を積んだ。パトリック・デュクルノーからは醸造とミクロオキシジェナシオンの技術を,アラン・ブリュモンからは,区画選抜と最上の樽業者のバリックによる熟成,そして魔法のようなアッサンブラージュ技術を習得した。その後,アランは1991年にドメーヌに参画。2000年までにドメーヌが所有するすべての畑の大改修を手がけ,最上の区画を選り抜いた。また,瓶詰めライン,温度管理機能付き発酵槽,ミクロオキシジェナシオンなど最新の機材を導入するなどしてドメーヌの設備を一新し,2002年にシャトー・ヴィエラの第3代当主に就任した。


❦ 畑

ドメーヌではリュット・レゾネを実践し,テロワールが可能な限りワインに表現されるように,土壌に注意深く配慮している。化学肥料は一切使用せず,施肥が必要な場合には,雌牛の堆肥をベースとしたコンポストを与えている。また,それぞれの区画の湿度を測定し,その結果に応じて耕運と下草を生やすことを交互に行っている。既に一部の畑は完全な有機栽培へと転換中。

 ブドウ樹はギヨ・サンプルに厳格に剪定。すべてのブドウにまんべんなく日が当たるように,7月に手作業で除葉を行う。また,収穫時のブドウの房の数は,マディラン“トラディション”向けのブドウは1株当り7房。マディラン“プレスティージュ”向けのブドウは,1株当り5房になるようグリーン・ハーヴェストで調整している。

 収穫は熟練した摘み取り人が15人でグループを組み,摘み取った畝で直ちに選果を行い,選果台を用いた場合の酸化のリスクを避けるとともに,醸造所までのブドウの運搬に要する時間(最長でも20分)をできるだけ短縮するように努めている。

 醸造に関しては,柔らかく絹のようなタンニンを持つワイン造りを目指している。ドメーヌのワインは,アメリカ,カナダ,ドイツ,ベルギー,スイス,ノルウェーなどに輸出されているほか,パリにあるカーヴ・パンテオンやトゥール・ダルジャンなどにも販売されている。


❦ 醸造

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