LINEで送る

Domaine Eric Morgat

ドメーヌ・エリック・モルガ

ドメーヌ・エリック・モルガの写真1 ドメーヌ・エリック・モルガの写真2 ドメーヌ・エリック・モルガの写真3
URL http://www.ericmorgat.com
設立 1995年
本拠地 Amboise(アンボワーズ)
当主 Eric Morgat(エリック・モルガ)
畑の総面積
資料提供 出水商事


❦ 詳細・歴史

エリック・モルガは,今,サヴニエールで最も注目を集めている造り手。
 ロワール・ワイン全生産者組合の元会長を父に持ち,アンジューの著名ドメーヌ<シャトー・デュ・ブルイユ>を所有する家系に生まれた正真正銘のサラブレッドだが,その名声におごることなく自らの力で一流になることを望み,1995年,25歳の若さでサヴニエールに畑を購入,自身のドメーヌを興した。

 ドメーヌでは6ヘクタールの畑を所有しているが,驚くべきことにたった1種類のキュヴェしか造っていない。しかも,生産量は年平均10,000-15,000本と,この規模のドメーヌとしては極端に少ない。収量に換算すれば1ヘクタールあたりわずか15-22ヘクトリットルだ。果たして,年間1万本のワインを販売するだけで,経営が成り立つのか?と心配になるほどだが,そこまでして生産量を落とす最大の理由は,品質への飽くなき情熱だ。

 加えて,フランスのワイン評論家たちを唸らせているのは,他のサヴニエールの造り手とは一線を画するエリック・モルガ独特のサヴニエールのスタイルである。自然酵母のみを使っての木樽での長期の発酵と熟成から生まれるドメーヌのサヴニエールは,粘性と質感に覆われた独特のミネラル感を持つものとして,今や欧米で非常に高い評価を受けている。事実,『ゴー・ミヨ・ワイン・ガイド』は2004年版で,エリック・モルガを《2004年の新星ヴィニュロン》に選出。以降,AOC サヴニエールの未来を担うライジング・スターとして絶賛し続けている。また,『グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス』と『ゴー・ミヨ・ワイン・ガイド』の2009年版では,エリック・モルガのサヴニエール2006年物が,同ヴィンテージのクーレ・ド・セランを凌駕する最高得点を獲得し,見事,2006年物 サヴニエールNo. 1に輝き,万人がサヴニエール最高と認めていたニコラ・ジョリーの壁を突き破った。もう1つのワイン評価誌『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』でも,2009年版では惜しくもクーレ・ド・セランに続く2位だったが,クーレ・ド・セランの半額以下の価格であることを考えれば,衝撃のコスト・パフォーマンスである。

 実は,エリックのサヴニエールは1ヘクタールあたり20ヘクトリットル以下(2007,2008ヴィンテージにいたっては,なんと15ヘクトリットル!)という白ワインとしては異常に低い収量もさることながら,単一のAOCを名乗れるサヴニエール・ロッシュ・オ・モワンヌの区画のブドウをすべて格下げしてアッサンブラージュしているため,必然的帰結として,「グラン・クリュの奥行き」がワインに備わっているのだ。フランス最高のワイン評論家ミシェル・ベタンヌも,今やディディエ・ダグノーのプイィ・フュメ,ドメーヌ・ユエのヴーヴレとともに,エリック・モルガのサヴニエールをロワール最高の辛口白ワインに指定していることからも,その凄さがお分かりいただけるだろう。品質,評価,話題性,すべての点で《サヴニエールの新皇帝》となったエリック・モルガのサヴニエールを,ぜひこの機会にご用命下さい。


❦ 畑

Not Available...


❦ 醸造

Not Available...